コアツモリソウの群生地からシナノコアツモリソウを探す 【2023/5月】
5年前にコアツモリソウの観察に行った際、偶然コアツモリソウのの白花であるシナノコアツモリソウを見つけました。コロナが流行ってからはコアツモリソウの観察にも行かなくなりました。
久しぶりに観察会学校の仲間だった花友さんと3人でコアツモリソウの自生地に行きました。5年前の自生地とは違う場所です。別の花友さんが昨年この自生地に行ったときにはシナノコアツモリソウは結構あったという情報をもらっていました。
花友さんの1人は、まだシナノコアツモリソウは見たことがありませんでした。自生地に向かって山道を登って行くと一人の男性が下山してきました。「咲いていましたか?」と尋ねると「咲いていましたよ」との返事。花の名前も出さなくても、こちらの質問を理解していました。
そして、その後、一人のご婦人が下山してきました。ずばりと「シナノコアツモリソウは咲いていましたか?」と聞くと、「一つだけ見たけどどの辺にあったかは分からない。道が多くて迷って下山するのにどっちに行けばよいのかも分からない」と心配顔で我々に道を聞いてきたので丁重に下山道を教えました。
広大なコアツモリソウの自生地で、まずコアツモリソウを探しました。2枚の水平に広がる葉を探しました。意外と早く見つけました。よく見ると、あるわ、あるわ、そこいら中にあるある状態になりました。その中から白花品のシナノコアツモリソウを探します。法面に生えているのは花が見えますので楽ですが、平らなところに生えているのはしゃがみ込んで覗くので大変な作業でした。
今回初めてシナノコアツモリソウを見る花友さんが何と探し始めて5分くらいで白花を発見しました。この花友さんは、その後も連発で白花のシナノコアツモリソウを見つける大活躍でした。下山する間地かには1メートル四方位の場所にあるのは全てシナノコアツモリソウだけという群生地も見つけました。
もう一人の花友さんは花を付けていなかったのでコアツモリソウなのかシナノコアツモリソウなのか分かりませんが、斑入りの葉を見つけました。また葉が3枚付いたコアツモリソウも見つけました。
帰りの電車は3人とも席が離れていました。LINEのメールが届きました。斑入りの葉を見つけた花友さんがネット検索したら、同じ斑入りの葉が出ている昨年のブログを見つけたとのこと。昨年も出現していた斑入りの葉が今年も出たことも驚きでした。そして、見つけたブログも添付されていました。驚いたのはそのブログ名。なんと観察会学校の仲間の方のブログでした。
最近はお会いする機会もありませんが、これまでにも情報交換もしたこともあります。昨年の秋にはカゲロウランが空振りだったとブログに出ていましたので、カゲロウランの自生地情報を提供しました。それにしても、あんな広大な自生地の中で、数えきれないほどの個体数がある中で、偶然に同じ葉を見つけていた、奇跡としか思えませんでした。それも知っている方だったとは更に驚きでした。
コアツモリソウ
唇弁は袋状になっています。暗紫色の筋が入っています。

シナノコアツモリソウ
コアツモリソウの白花品です。唇弁も真っ白です。

コアツモリソウ
2枚の葉の間から花序が垂れ下がり先端に1個の花を付けます。

葉は2枚水平に広げます。



このコアツモリソウは、上に掲載したコアツモリソウとは葉が異なっています。

何と花序に葉がついています。3枚の葉がこのコアツモリソウについています。赤で囲ったところです。

斑入りの葉
コアツモリソウかシナノコアツモリソウか、どちらかの葉です。花仲間の方が昨年観察していました。

こちらの葉も斑入りと言えるのでは。

シナノコアツモリソウ





清楚で綺麗な花です。

当ブログに訪問して頂きましてありがとうございます。
この自生地には日本鹿の糞がたくさんありました。これらの植物への食害が心配です。コアツモリソウとシナノコアツモリソウの個体数は以前観察に行っていた自生地よりはるかに多くありました。しかし花の向きなど写真を撮るのには難しい花でした。
久しぶりに観察会学校の仲間だった花友さんと3人でコアツモリソウの自生地に行きました。5年前の自生地とは違う場所です。別の花友さんが昨年この自生地に行ったときにはシナノコアツモリソウは結構あったという情報をもらっていました。
花友さんの1人は、まだシナノコアツモリソウは見たことがありませんでした。自生地に向かって山道を登って行くと一人の男性が下山してきました。「咲いていましたか?」と尋ねると「咲いていましたよ」との返事。花の名前も出さなくても、こちらの質問を理解していました。
そして、その後、一人のご婦人が下山してきました。ずばりと「シナノコアツモリソウは咲いていましたか?」と聞くと、「一つだけ見たけどどの辺にあったかは分からない。道が多くて迷って下山するのにどっちに行けばよいのかも分からない」と心配顔で我々に道を聞いてきたので丁重に下山道を教えました。
広大なコアツモリソウの自生地で、まずコアツモリソウを探しました。2枚の水平に広がる葉を探しました。意外と早く見つけました。よく見ると、あるわ、あるわ、そこいら中にあるある状態になりました。その中から白花品のシナノコアツモリソウを探します。法面に生えているのは花が見えますので楽ですが、平らなところに生えているのはしゃがみ込んで覗くので大変な作業でした。
今回初めてシナノコアツモリソウを見る花友さんが何と探し始めて5分くらいで白花を発見しました。この花友さんは、その後も連発で白花のシナノコアツモリソウを見つける大活躍でした。下山する間地かには1メートル四方位の場所にあるのは全てシナノコアツモリソウだけという群生地も見つけました。
もう一人の花友さんは花を付けていなかったのでコアツモリソウなのかシナノコアツモリソウなのか分かりませんが、斑入りの葉を見つけました。また葉が3枚付いたコアツモリソウも見つけました。
帰りの電車は3人とも席が離れていました。LINEのメールが届きました。斑入りの葉を見つけた花友さんがネット検索したら、同じ斑入りの葉が出ている昨年のブログを見つけたとのこと。昨年も出現していた斑入りの葉が今年も出たことも驚きでした。そして、見つけたブログも添付されていました。驚いたのはそのブログ名。なんと観察会学校の仲間の方のブログでした。
最近はお会いする機会もありませんが、これまでにも情報交換もしたこともあります。昨年の秋にはカゲロウランが空振りだったとブログに出ていましたので、カゲロウランの自生地情報を提供しました。それにしても、あんな広大な自生地の中で、数えきれないほどの個体数がある中で、偶然に同じ葉を見つけていた、奇跡としか思えませんでした。それも知っている方だったとは更に驚きでした。
コアツモリソウ
唇弁は袋状になっています。暗紫色の筋が入っています。

シナノコアツモリソウ
コアツモリソウの白花品です。唇弁も真っ白です。

コアツモリソウ
2枚の葉の間から花序が垂れ下がり先端に1個の花を付けます。

葉は2枚水平に広げます。



このコアツモリソウは、上に掲載したコアツモリソウとは葉が異なっています。

何と花序に葉がついています。3枚の葉がこのコアツモリソウについています。赤で囲ったところです。

斑入りの葉
コアツモリソウかシナノコアツモリソウか、どちらかの葉です。花仲間の方が昨年観察していました。

こちらの葉も斑入りと言えるのでは。

シナノコアツモリソウ





清楚で綺麗な花です。

当ブログに訪問して頂きましてありがとうございます。
この自生地には日本鹿の糞がたくさんありました。これらの植物への食害が心配です。コアツモリソウとシナノコアツモリソウの個体数は以前観察に行っていた自生地よりはるかに多くありました。しかし花の向きなど写真を撮るのには難しい花でした。
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高尾は花盛り 【2023/5月】
高尾の花情報を何人かの方から頂いていたので出かけてきました。先月のヤマシャクヤク開花から一か月余りたちましたので、今度はベニバナヤマシャクヤクの咲く頃でした。既に開花しているとの情報もきていましたので愛でに行きました。
一か所目は花弁は平開していて、間もなく花弁も落ちそうな感じでした。二か所目は2輪咲いていましたが盛期を過ぎていました。あと2日ぐらいは持つかなという感じでした。しかし次から次へと人が訪れていました。ネット情報などで簡単に分かるようです。
ツレサギソウも見頃の感じでした。奥多摩方面では終盤でしたが高尾では綺麗な花を咲かせていました。サイハイランも盛期でした。この花は目線で見るとそれほどではありませんが、やや下から見ると綺麗な赤系の花と分かります。
イナモリソウ、セッコク、アヤメなども咲いていました。ウメガサソウやムヨウランはもう少し先になりそうですが、場所によっては咲いているところもあるようです。木の花ではヤマボウシが、ウツギの仲間は色々な場所で咲いていました。
ベニバナヤマシャクヤク
今回は一番早く咲くと言う場所だけの観察でした。他のところは開花には至っていないとの情報でしたので。
黄色の蕊も奇麗に見えます。

こちらの花は中まで見えませんでした。

間もなく花弁も落ちるでしょう。

サイハイラン
ラン科の花です。この花はしゃがみ込んで下から覗くように観察すると綺麗な花が見れます。


アヤメ

ツレサギソウ
人気の花で写真を撮るにも順番待ちでした。


ヨウラクラン
巨木に着生しています。

富士山
小仏城山からです。前日の雨は富士山では雪かも。上部は真っ白です。茶屋は開店していましたが、カキ氷はやっていませんでした。缶ビールにしました。

セッコク
富士山の雪に負けず白い花が目立ちます。


ムヨウラン
何か所か回りましたが、まだ開花には至らず。前日、高尾の花友さんから咲いている場所の情報を頂いたので行きました。


オオカモメヅル
オオカモメヅルの蔓と葉があったので、近づいたら何と花が咲いていました。こんなに早く咲いたのを見るのは初めてです。

オカタツナミソウ?

ヤマタツナミソウ?

イナモリソウ
花被片は通常5片です。この株には5片と6片が混じっています。最近は花の色が薄くなっている気がします。

ホシザキイナモリソウ
この花はNHK朝ドラの「らんまん」のモデルである牧野富太郎博士が高尾山で発見しました。花被片が細いです。

フイリイナモリソウ
このフイリイナモリソウも牧野富太郎博士が発見しました。残念ながら花は当分先になりそうでした。斑の入った葉は綺麗です。

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一か所目は花弁は平開していて、間もなく花弁も落ちそうな感じでした。二か所目は2輪咲いていましたが盛期を過ぎていました。あと2日ぐらいは持つかなという感じでした。しかし次から次へと人が訪れていました。ネット情報などで簡単に分かるようです。
ツレサギソウも見頃の感じでした。奥多摩方面では終盤でしたが高尾では綺麗な花を咲かせていました。サイハイランも盛期でした。この花は目線で見るとそれほどではありませんが、やや下から見ると綺麗な赤系の花と分かります。
イナモリソウ、セッコク、アヤメなども咲いていました。ウメガサソウやムヨウランはもう少し先になりそうですが、場所によっては咲いているところもあるようです。木の花ではヤマボウシが、ウツギの仲間は色々な場所で咲いていました。
ベニバナヤマシャクヤク
今回は一番早く咲くと言う場所だけの観察でした。他のところは開花には至っていないとの情報でしたので。
黄色の蕊も奇麗に見えます。

こちらの花は中まで見えませんでした。

間もなく花弁も落ちるでしょう。

サイハイラン
ラン科の花です。この花はしゃがみ込んで下から覗くように観察すると綺麗な花が見れます。


アヤメ

ツレサギソウ
人気の花で写真を撮るにも順番待ちでした。


ヨウラクラン
巨木に着生しています。

富士山
小仏城山からです。前日の雨は富士山では雪かも。上部は真っ白です。茶屋は開店していましたが、カキ氷はやっていませんでした。缶ビールにしました。

セッコク
富士山の雪に負けず白い花が目立ちます。


ムヨウラン
何か所か回りましたが、まだ開花には至らず。前日、高尾の花友さんから咲いている場所の情報を頂いたので行きました。


オオカモメヅル
オオカモメヅルの蔓と葉があったので、近づいたら何と花が咲いていました。こんなに早く咲いたのを見るのは初めてです。

オカタツナミソウ?

ヤマタツナミソウ?

イナモリソウ
花被片は通常5片です。この株には5片と6片が混じっています。最近は花の色が薄くなっている気がします。

ホシザキイナモリソウ
この花はNHK朝ドラの「らんまん」のモデルである牧野富太郎博士が高尾山で発見しました。花被片が細いです。

フイリイナモリソウ
このフイリイナモリソウも牧野富太郎博士が発見しました。残念ながら花は当分先になりそうでした。斑の入った葉は綺麗です。

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ツレサギソウ 行くのが遅かった! 【2023/5月】
このところ高尾の花状況の情報が何件か届きました。高尾に行って見ようかなと思いましたが土日は混んでいると思い、奥多摩方面のツレサギソウの自生地に行ってきました。
御多分に洩れずツレサギソウも開花が早かったため盛期は過ぎて終盤の姿でした。行くのが遅かった。今年は本当に花の開花が早いです。昨年より7日から10日くらい早く行かないと盛期の花に会えないようです。
よかったのは人が少なくランナーが時々走っているのと鳥の写真を撮りに来ている人が数人だけと静かな山の中でした。一般的には6月頃が見頃になるコアジサイが見頃になって周辺には沢山咲いていました。
ツレサギソウ
ラン科ツレサギソウ属です。ツレサギソウ属にはトンボソウ、マイサギソウ、ヤマサギソウなどがあります。ツレサギソウはツレサギソウ属の御本家かな?
上のほうは何とか見られる花が残っていました。唇弁は舌状で下垂しています。


花の色も白さを無くしていました。


もう枯れる寸前です。

今年は花をつけなかった株もありました。

コアジサイ


スイカズラ


ノアザミ
秋のアザミだと種類も多くありますが、初夏に咲くのはノアザミだけのようです。

ノイバラ

山道を埋め尽くす落花 樹木の花のようです。

当ブログに訪問して頂きましてありがとうございます。
21日の夕方に突然の訃報のメールが届きました。所属している奥多摩のボランティア団体の会長が不慮の事故で20日に亡くなったとのこと。明るい性格で皆から信頼されている方でした。ボランティア団体に加入して10年たち、その間随分とお世話になりました。
パソコンには活動した山頂での集合写真がたくさん入っています。その写真の中で2018年4月に棒ノ嶺の山頂で満開の桜の前での集合写真があります。一番気にいっている写真です。その写真には笑顔の会長がいます。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
御多分に洩れずツレサギソウも開花が早かったため盛期は過ぎて終盤の姿でした。行くのが遅かった。今年は本当に花の開花が早いです。昨年より7日から10日くらい早く行かないと盛期の花に会えないようです。
よかったのは人が少なくランナーが時々走っているのと鳥の写真を撮りに来ている人が数人だけと静かな山の中でした。一般的には6月頃が見頃になるコアジサイが見頃になって周辺には沢山咲いていました。
ツレサギソウ
ラン科ツレサギソウ属です。ツレサギソウ属にはトンボソウ、マイサギソウ、ヤマサギソウなどがあります。ツレサギソウはツレサギソウ属の御本家かな?
上のほうは何とか見られる花が残っていました。唇弁は舌状で下垂しています。


花の色も白さを無くしていました。


もう枯れる寸前です。

今年は花をつけなかった株もありました。

コアジサイ


スイカズラ


ノアザミ
秋のアザミだと種類も多くありますが、初夏に咲くのはノアザミだけのようです。

ノイバラ

山道を埋め尽くす落花 樹木の花のようです。

当ブログに訪問して頂きましてありがとうございます。
21日の夕方に突然の訃報のメールが届きました。所属している奥多摩のボランティア団体の会長が不慮の事故で20日に亡くなったとのこと。明るい性格で皆から信頼されている方でした。ボランティア団体に加入して10年たち、その間随分とお世話になりました。
パソコンには活動した山頂での集合写真がたくさん入っています。その写真の中で2018年4月に棒ノ嶺の山頂で満開の桜の前での集合写真があります。一番気にいっている写真です。その写真には笑顔の会長がいます。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
アプローチは灼熱 林内は涼風その中でエンシュウムヨウラン咲く
太陽がカンカン照りとなり気温も30度を越す暑い中を歩き、エンシュウムヨウランの自生地に行きました。昨年の観察経験から、この自生地のエンシュウムヨウランは昼頃から開花がマックスになるので、一番暑い時間帯での観察となりました。
エンシュウムヨウランが自生する林内は意外と涼しくて汗も出ずに観察することができました。開花している株も昨年よりも多く、また、大株も目立つほどありました。「日本のランハンドブック」によれば、エンシュウムヨウランの花は筒状で完全には開かない、と書いてありますが、この自生地の花は意外と多くが平開しています。
高尾山のムヨウランを見ていると、このエンシュウムヨウランは一回り草丈も低いと感じます。植物全体が黄褐色を帯びていて、花は淡褐色で唇弁の毛は黄色です。植物全体が黄色のものはキバナノエンシュウムヨウランと呼ぶそうですが、そのようなものがこの自生地にもあるのか見渡して探しましたが見当たりませんでした。
エンシュウムヨウラン


昨年の果実が残っている株にも花が咲きました。

上に向いて咲いていました。




同じ株でも既に咲き終わっているものもありました。



大きな株です。

こちらも大きな株です。

木漏れ日に照らされていました。

当ブログに訪問して頂きましてありがとうございます。
エンシュウムヨウランが自生する林内は意外と涼しくて汗も出ずに観察することができました。開花している株も昨年よりも多く、また、大株も目立つほどありました。「日本のランハンドブック」によれば、エンシュウムヨウランの花は筒状で完全には開かない、と書いてありますが、この自生地の花は意外と多くが平開しています。
高尾山のムヨウランを見ていると、このエンシュウムヨウランは一回り草丈も低いと感じます。植物全体が黄褐色を帯びていて、花は淡褐色で唇弁の毛は黄色です。植物全体が黄色のものはキバナノエンシュウムヨウランと呼ぶそうですが、そのようなものがこの自生地にもあるのか見渡して探しましたが見当たりませんでした。
エンシュウムヨウラン


昨年の果実が残っている株にも花が咲きました。

上に向いて咲いていました。




同じ株でも既に咲き終わっているものもありました。



大きな株です。

こちらも大きな株です。

木漏れ日に照らされていました。

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会いたかったシマセンブリに会えました 【2023/5月】
若い時に沖縄に転勤となりました。その時の職場のOB会に参加するため5年振りに沖縄に行ってきました。OB会もコロナのため3年間開催されませんでしたので4年振りだったそうです。せっかくの沖縄でしたので植物観察もしてきました。
5年前に沖縄に行ったときは宮古島の東平安名崎の天然記念物である「隆起珊瑚礁海岸風衝植物群落」でテンノウメなどを観察してきましたが、今回は那覇からバスで1時間10数分のところに自生しているシマセンブリがお目当てでした。
以前に沖縄に行ったときに沖縄の植物の本を3冊購入しています。その本の中にシマセンブリが出ていました。花の咲く頃はOB会で沖縄に訪れる頃と分かりましたので、シマセンブリに会いたいと今年のOB会を楽しみにしていました。心配していたのは例年大型連休が終ると入梅になりますが、今年は遅れていました。そして観察に行く日にお天道様が出ることが開花の条件となります。シマセンブリはリンドウ科の植物ですので曇り空ですと花は開きませんが、運よく晴天となりました。
バスを降りすぐ近くにシマセンブリの自生地はありました。ところが道路から約2.5メートル下でした。降りるところがありましたが崩壊の恐れがあるためゲートは閉まり立入禁止となっていました。自生地を目の前にしてシマセンブリに会えないのかと一瞬思いました。しかし少し移動したらガードレールの柱から太いロープが垂れていました。下を覗くとローブの下には小さな梯子がありました。ガードレールをまたいでロープを頼りに下りると梯子に足が届き無事に自生地に辿り着きました。
シマセンブリはすぐに見つけました。ところが蕾のものばかりで開花していませんでした。周りを見渡すと咲いた花が1輪ありました。シマセンブリは海岸型のセンブリですが、同じ海岸型のソナレセンブリはリンドウ科センブリ属です。シマセンブリはリンドウ科シマセンブリ属となっていて属が異なっています。そのためか、センブリよりもリンドウの花に似ていました。
咲いた花がないかと探しているうちに蕾がだんだんと開いてきました。そして陽当たりのよい方に移動したら大きな株が幾つもあり花を咲かせていました。会いたかったシマセンブリに会えて嬉しくなりました。那覇に戻って1人祝勝会を開催し美味いオリオンビールと泡盛が飲めるぞ!という気持ちでした。
次に会いたい花は、やはり海岸の植物でオキナワマツバボタンです。絶滅危惧種に指定され初夏から秋までの開花で日中の数時間だけ開花するそうです。いつの日かお会いできたらいいなと思っています。
シマセンブリ
海岸近くの湿った岩の上などに生える1年草で、屋久島以南の南西諸島に分布しているようです。訪れた自生地は土に生えていました。岩の上に積もった土だったのかも知れません。
蕾です。茎に稜があります。

蕾もやや大きくなっています。

少し開きかけています。

半開きとなっています。センブリというよりリンドウに似ています。

かなり開いています。

紅紫色の花です。見れば見るほどリンドウのように見えます。

ここからは開花したシマセンブリです。






実はシマセンブリは小さな花です。一円玉を近くに置いてみました。いかに小さい花かお分りになると思います。

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5年前に沖縄に行ったときは宮古島の東平安名崎の天然記念物である「隆起珊瑚礁海岸風衝植物群落」でテンノウメなどを観察してきましたが、今回は那覇からバスで1時間10数分のところに自生しているシマセンブリがお目当てでした。
以前に沖縄に行ったときに沖縄の植物の本を3冊購入しています。その本の中にシマセンブリが出ていました。花の咲く頃はOB会で沖縄に訪れる頃と分かりましたので、シマセンブリに会いたいと今年のOB会を楽しみにしていました。心配していたのは例年大型連休が終ると入梅になりますが、今年は遅れていました。そして観察に行く日にお天道様が出ることが開花の条件となります。シマセンブリはリンドウ科の植物ですので曇り空ですと花は開きませんが、運よく晴天となりました。
バスを降りすぐ近くにシマセンブリの自生地はありました。ところが道路から約2.5メートル下でした。降りるところがありましたが崩壊の恐れがあるためゲートは閉まり立入禁止となっていました。自生地を目の前にしてシマセンブリに会えないのかと一瞬思いました。しかし少し移動したらガードレールの柱から太いロープが垂れていました。下を覗くとローブの下には小さな梯子がありました。ガードレールをまたいでロープを頼りに下りると梯子に足が届き無事に自生地に辿り着きました。
シマセンブリはすぐに見つけました。ところが蕾のものばかりで開花していませんでした。周りを見渡すと咲いた花が1輪ありました。シマセンブリは海岸型のセンブリですが、同じ海岸型のソナレセンブリはリンドウ科センブリ属です。シマセンブリはリンドウ科シマセンブリ属となっていて属が異なっています。そのためか、センブリよりもリンドウの花に似ていました。
咲いた花がないかと探しているうちに蕾がだんだんと開いてきました。そして陽当たりのよい方に移動したら大きな株が幾つもあり花を咲かせていました。会いたかったシマセンブリに会えて嬉しくなりました。那覇に戻って1人祝勝会を開催し美味いオリオンビールと泡盛が飲めるぞ!という気持ちでした。
次に会いたい花は、やはり海岸の植物でオキナワマツバボタンです。絶滅危惧種に指定され初夏から秋までの開花で日中の数時間だけ開花するそうです。いつの日かお会いできたらいいなと思っています。
シマセンブリ
海岸近くの湿った岩の上などに生える1年草で、屋久島以南の南西諸島に分布しているようです。訪れた自生地は土に生えていました。岩の上に積もった土だったのかも知れません。
蕾です。茎に稜があります。

蕾もやや大きくなっています。

少し開きかけています。

半開きとなっています。センブリというよりリンドウに似ています。

かなり開いています。

紅紫色の花です。見れば見るほどリンドウのように見えます。

ここからは開花したシマセンブリです。






実はシマセンブリは小さな花です。一円玉を近くに置いてみました。いかに小さい花かお分りになると思います。

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