秩父でセツブンソウを満喫 【2021/2月】
秩父のセツブンソウ自生地を訪れるようになって10数年になりました。一年に1回の訪問ですが自生地も大きく変化しました。最初に訪れた自生地は野原いっぱいにセツブンソウが咲いていました。その自生地も数年後には鹿と猪の運動場化してセツブンソウはほぼなくなりました。
そして別の自生地は陽当たりの悪い所ですが、今も減りもしなければ増えもしないで花を咲かせています。この自生地の手前に大きな自生地があるのを知ったのは4年前でした。一面にセツブンソウが咲いていました。ところが年々セツブンソウは減り続けて、今年は数えることができるほどポツリ、ポツリの数でした。ここは鹿とか猪に荒らされた様子がないので他の植物に負けているような気がしました。
僅かに咲いていたセツブンソウを観察してから、ある植物の自生地に向かいました。何年か前に訪れたときは獣の食害に遭い何もありませんでした。その2年後だったか訪れたときは数株確認できました。これまでに4回も訪れているのに道を間違えてしまい辿りつきませんでした。周りの山は杉だらけで花粉が舞っているのが見えるくらいで、マスクをしててもクシャミの連発、そして眼はかゆくなり急いで下界に降りました。
そして今回、ネットで見つけた自生地に行きました。凄いの一言でした。久々に群生を愛でることができました。そして花弁に見える萼片が一般的には5枚ですが、6枚とか八重咲かと間違うような多萼片のセツブンソウにも出会いました。
花粉症には辛いセツブンソウの観察ですが、帰りの特急列車では秩父の地酒を飲みながら削られていく武甲山を車窓から見送り、また来年もくるからと呟き、純米酒をゴクリと飲みました。
セツブンソウ

一面に咲いています






花弁のような萼片が八重咲のように 萼片は10枚以上あります

こちらは萼片が7枚です

萼片は6枚です

萼片は標準的な5枚より少ない4枚です

激減している自生地にポツリと咲く

減りもしなければ増えもしない日陰の自生地に咲く

フクジュソウ

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そして別の自生地は陽当たりの悪い所ですが、今も減りもしなければ増えもしないで花を咲かせています。この自生地の手前に大きな自生地があるのを知ったのは4年前でした。一面にセツブンソウが咲いていました。ところが年々セツブンソウは減り続けて、今年は数えることができるほどポツリ、ポツリの数でした。ここは鹿とか猪に荒らされた様子がないので他の植物に負けているような気がしました。
僅かに咲いていたセツブンソウを観察してから、ある植物の自生地に向かいました。何年か前に訪れたときは獣の食害に遭い何もありませんでした。その2年後だったか訪れたときは数株確認できました。これまでに4回も訪れているのに道を間違えてしまい辿りつきませんでした。周りの山は杉だらけで花粉が舞っているのが見えるくらいで、マスクをしててもクシャミの連発、そして眼はかゆくなり急いで下界に降りました。
そして今回、ネットで見つけた自生地に行きました。凄いの一言でした。久々に群生を愛でることができました。そして花弁に見える萼片が一般的には5枚ですが、6枚とか八重咲かと間違うような多萼片のセツブンソウにも出会いました。
花粉症には辛いセツブンソウの観察ですが、帰りの特急列車では秩父の地酒を飲みながら削られていく武甲山を車窓から見送り、また来年もくるからと呟き、純米酒をゴクリと飲みました。
セツブンソウ

一面に咲いています






花弁のような萼片が八重咲のように 萼片は10枚以上あります

こちらは萼片が7枚です

萼片は6枚です

萼片は標準的な5枚より少ない4枚です

激減している自生地にポツリと咲く

減りもしなければ増えもしない日陰の自生地に咲く

フクジュソウ

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ハナネコノメ咲いた 【2021/2月】
まもなく開花しそうなうなハナネコノメを見つけてからほぼ2週間たちましたので、数輪は咲いているだろうと期待して自生地に向かいました。途中、何回か沢に降りて沢の岩に自生しているハナネコノメを観察しましたが、まだ蕾も見えないものばかりでした。
そして開花しそうなハナネコノメの自生地に着いて、ぱっと見渡しても咲いているはずのハナネコノメは見えませんでした。2週前に開花しそうな株があったところを探しましたら咲いていました。たった一株だけ咲いていました。たった一株でも咲いたハナネコノメを愛でることができて嬉しく思いました。
そして次に向かったのは日影でした。かつては高尾のハナネコノメといえば日影の自生地でした。一昨年の台風で自生地はえぐられ流されてしまいました。しかし、日影のどこかにハナネコノメはあるはずと探索しました。そしてハナネコノメを見つけました。なんと岩陰にあったハナネコノメはほぼ咲いている状態でした。
まだハナネコノメは早熟の早咲きが咲いているだけです。3月に入ってからが見頃になってくるのだと思います。なお沢に降りての観察は滑って転倒や滑落など危険が伴いますので注意が必要です。
ハナネコノメ





ニリンソウ



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そして開花しそうなハナネコノメの自生地に着いて、ぱっと見渡しても咲いているはずのハナネコノメは見えませんでした。2週前に開花しそうな株があったところを探しましたら咲いていました。たった一株だけ咲いていました。たった一株でも咲いたハナネコノメを愛でることができて嬉しく思いました。
そして次に向かったのは日影でした。かつては高尾のハナネコノメといえば日影の自生地でした。一昨年の台風で自生地はえぐられ流されてしまいました。しかし、日影のどこかにハナネコノメはあるはずと探索しました。そしてハナネコノメを見つけました。なんと岩陰にあったハナネコノメはほぼ咲いている状態でした。
まだハナネコノメは早熟の早咲きが咲いているだけです。3月に入ってからが見頃になってくるのだと思います。なお沢に降りての観察は滑って転倒や滑落など危険が伴いますので注意が必要です。
ハナネコノメ





ニリンソウ



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春を呼ぶセリバオウレン咲く 【2021/2月】
そろそろセリバオウレンの咲くころかなと小峰公園のビジターセンターに電話をかけてお聞きしました。「もう結構咲いています」とのことでした。それなら、この3年ほど関東南部の自生地で観察していますので、そこも咲いていると思いました。
しかし自生地まで行くのに3時間半ほどかかるので4年振りに小峰公園のセリバオウレンを観察しようと出かけてきました。小峰公園のビジターセンターはコロナの緊急事態宣言が出されているので休館中ですが、電話での照会には対応していただけます。
土曜日のためかセリバオウレンのあるところに行くと多くの人がいて写真を撮っていました。近くのベンチで早い昼食を摂り、人がいなくなるのを待ちました。人がいなくなってからゆっくりと観察を始めました。それでも時々人が訪れてきました。
4年振りに小峰公園のセリバオウレンを観察しましたが、関東南部の自生地のセリバオウレンのほうが成長が早いのか草丈も大きかったので、小峰公園のセリバオウレンは小柄に感じました。セリバオウレンの白い花は清楚な感じです。セリバオウレンの花を見ると春がそこまで来ているなと思いました。
セリバオウレン
雄花 みな白い花弁のように見えますが、長いほうが萼片で、短いほうが花弁です。細く先が丸こっいのが雄しべです。







両性花 花の真ん中に茶色に見えるのが雌しべです。雄しべと雌しべが一つの花のなかにあります。




雄花と両性花


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しかし自生地まで行くのに3時間半ほどかかるので4年振りに小峰公園のセリバオウレンを観察しようと出かけてきました。小峰公園のビジターセンターはコロナの緊急事態宣言が出されているので休館中ですが、電話での照会には対応していただけます。
土曜日のためかセリバオウレンのあるところに行くと多くの人がいて写真を撮っていました。近くのベンチで早い昼食を摂り、人がいなくなるのを待ちました。人がいなくなってからゆっくりと観察を始めました。それでも時々人が訪れてきました。
4年振りに小峰公園のセリバオウレンを観察しましたが、関東南部の自生地のセリバオウレンのほうが成長が早いのか草丈も大きかったので、小峰公園のセリバオウレンは小柄に感じました。セリバオウレンの白い花は清楚な感じです。セリバオウレンの花を見ると春がそこまで来ているなと思いました。
セリバオウレン
雄花 みな白い花弁のように見えますが、長いほうが萼片で、短いほうが花弁です。細く先が丸こっいのが雄しべです。







両性花 花の真ん中に茶色に見えるのが雌しべです。雄しべと雌しべが一つの花のなかにあります。




雄花と両性花


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自然教育園で蘭写真展と早春の花観察 【2021/2月】
目黒駅から徒歩で10分ほどにある国立科学博物館附属の自然教育園に行ってきました。6日から始まった中山博史写真展「あらためて見つめたい東京の蘭」を見るのと、早春の花のうちユキワリイチゲを見るのが目的でした。
写真展の中山博史氏は「日本のランハンドブック①低地・低山編」(文一総合出版)の写真を撮っている写真家4人のうちの1人です。写真展には期待してましたが展示数も少なくちょつとがっかりでした。東京の蘭なので伊豆諸島も入りますので、おそらく島で撮ったと思われるランには興味を持ちました。
自然教育園は天然記念物と史跡に指定されています。大正時代までは一般の人が立ち入ることができなかった場所のため多くの自然が残されています。巨木も多くあり樹木に覆われたところです。そして植栽された山野草も多くありますので四季折々に観察できるところです。
4年前にユキワリイチゲという花を知りました。関東では自生してない植物で滋賀県や三重県方面には多くあるようでした。滋賀県の神社の境内では自生しているユキワリイチゲが簡単に観察できるようなので見に行こうと思いました。そんなときに花仲間の方から自然教育園で見ることができるとの情報をいただきましたので訪れました。ところが3月半ばだったので花は終盤で萎れかったものがわずかに残っていただけでした。
自生しているユキワリイチゲが見たいなと思いながらも行く機会がなく4年の歳月がたちました。今回、写真展を見に自然教育園に行くことになったので自然教育園のHPを見たらユキワリイチゲが見頃と出てましたので楽しみに出かけ奇麗に咲いた花を愛でることができました。でも、いつかは自生地を訪れたいなと思っています。
ユキワリイチゲ 武蔵野植物園には幾つもの群生地がありますが花の向きが通路側に向いていないのがほとんどでした。

こちらのユキワリイチゲは路傍植物園ので通路からすぐのところに咲いていました。こちらは群生とはなっていません。

花に近寄りました。薄紫色が素敵です。

セツブンソウ

フクジュソウ

ウグイスカグラ

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日本のランハンドブックの①低地・低山編の裏表紙の中側には「日本のランハンドブック全3巻、順次刊行!」と書かれています。ところが6年たっても一向に残りの2巻(②深山・高山編、③南方島嶼編)が出版されません。文一総合出版さん残りの2巻出版してください。多くの山野草愛好家が待っています。
写真展の中山博史氏は「日本のランハンドブック①低地・低山編」(文一総合出版)の写真を撮っている写真家4人のうちの1人です。写真展には期待してましたが展示数も少なくちょつとがっかりでした。東京の蘭なので伊豆諸島も入りますので、おそらく島で撮ったと思われるランには興味を持ちました。
自然教育園は天然記念物と史跡に指定されています。大正時代までは一般の人が立ち入ることができなかった場所のため多くの自然が残されています。巨木も多くあり樹木に覆われたところです。そして植栽された山野草も多くありますので四季折々に観察できるところです。
4年前にユキワリイチゲという花を知りました。関東では自生してない植物で滋賀県や三重県方面には多くあるようでした。滋賀県の神社の境内では自生しているユキワリイチゲが簡単に観察できるようなので見に行こうと思いました。そんなときに花仲間の方から自然教育園で見ることができるとの情報をいただきましたので訪れました。ところが3月半ばだったので花は終盤で萎れかったものがわずかに残っていただけでした。
自生しているユキワリイチゲが見たいなと思いながらも行く機会がなく4年の歳月がたちました。今回、写真展を見に自然教育園に行くことになったので自然教育園のHPを見たらユキワリイチゲが見頃と出てましたので楽しみに出かけ奇麗に咲いた花を愛でることができました。でも、いつかは自生地を訪れたいなと思っています。
ユキワリイチゲ 武蔵野植物園には幾つもの群生地がありますが花の向きが通路側に向いていないのがほとんどでした。

こちらのユキワリイチゲは路傍植物園ので通路からすぐのところに咲いていました。こちらは群生とはなっていません。

花に近寄りました。薄紫色が素敵です。

セツブンソウ

フクジュソウ

ウグイスカグラ

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日本のランハンドブックの①低地・低山編の裏表紙の中側には「日本のランハンドブック全3巻、順次刊行!」と書かれています。ところが6年たっても一向に残りの2巻(②深山・高山編、③南方島嶼編)が出版されません。文一総合出版さん残りの2巻出版してください。多くの山野草愛好家が待っています。
ハナネコノメ まもなく開花 【2021/2月】
早いもので、もう2月になりました。2月に入ると気になるのは高尾山のハナネコノメの生育状況です。2年前までは日影と6号路の2か所で観察していましたが、日影は一昨年の台風で自生地は流されてしまいましたので、昨年からは6号路と、あと別の自生地で観察をしました。今年は6号路が工事のため3月末まで通行止めとなっているので、別の自生地だけでの観察となりました。
ハナネコノメのあるコースには3か所自生地があります。最初の自生地は小さな蕾が付いている株が幾つかありました。2か所目の自生地は大きな蕾を付けた株が目に入りましたので、じっくりと見渡しながら観察すると赤い葯が見える株が数株ありました。この株は今週末から週明けには咲くのではないかと思われます。2月早々に赤い葯まで見え、まもなく咲きそうなのは例年に比べて早いのかなと思いました。3か所目の自生地は全然蕾もない株ばかりでした。3か所目は毎年開花が遅い所です。
ハナネコノメの観察を終えて高尾山でヤマルリソウが一番早く咲く場所に行きましたが、何故か今年は全然咲いていませんでした。見事な空振りとなりました。
ヤマルリソウの自生地を目指して登っているとき、下山者が来たので登山道脇によけました。なんと目の前の木にツルギキョウの実がありました。近くを探すと別の木にもツルギキョウの実がありました。思わず道を譲って良かったと思いました。こちらがそのまま登っていたらツルギキョウには気がつかなかったと思いました。これでツルギキョウのある場所がまた増えました。
ハナネコノメ 蕾も割れて赤い葯が見えます。

花に近づいていきます。

花に近づきました。まもなく開花です。ハナネコノメが咲くと高尾にも春がやってきます。

マヤランの果実 果実は縦に裂け種子がこぼれたようです。アキザキヤツシロランの果実の裂け方と同じようです。

タチツボスミレ ヤマルリソウは空振りでしたが、その自生地にタチツボスミレが咲いていました。

ツルギキョウの実 偶然見つけたものです。秋には花を愛でたいと思いました。

オオカモメヅルの割れた袋果 このオオカモメヅルは昨年12/15に種子が飛ぶところを撮ったものです。まだ残ってました。

昨年12/15撮影

コウヤボウキの綿毛 赤い色したのを見つけました。

小仏川遊歩道入口付近の紅梅

白梅

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ハナネコノメのあるコースには3か所自生地があります。最初の自生地は小さな蕾が付いている株が幾つかありました。2か所目の自生地は大きな蕾を付けた株が目に入りましたので、じっくりと見渡しながら観察すると赤い葯が見える株が数株ありました。この株は今週末から週明けには咲くのではないかと思われます。2月早々に赤い葯まで見え、まもなく咲きそうなのは例年に比べて早いのかなと思いました。3か所目の自生地は全然蕾もない株ばかりでした。3か所目は毎年開花が遅い所です。
ハナネコノメの観察を終えて高尾山でヤマルリソウが一番早く咲く場所に行きましたが、何故か今年は全然咲いていませんでした。見事な空振りとなりました。
ヤマルリソウの自生地を目指して登っているとき、下山者が来たので登山道脇によけました。なんと目の前の木にツルギキョウの実がありました。近くを探すと別の木にもツルギキョウの実がありました。思わず道を譲って良かったと思いました。こちらがそのまま登っていたらツルギキョウには気がつかなかったと思いました。これでツルギキョウのある場所がまた増えました。
ハナネコノメ 蕾も割れて赤い葯が見えます。

花に近づいていきます。

花に近づきました。まもなく開花です。ハナネコノメが咲くと高尾にも春がやってきます。

マヤランの果実 果実は縦に裂け種子がこぼれたようです。アキザキヤツシロランの果実の裂け方と同じようです。

タチツボスミレ ヤマルリソウは空振りでしたが、その自生地にタチツボスミレが咲いていました。

ツルギキョウの実 偶然見つけたものです。秋には花を愛でたいと思いました。

オオカモメヅルの割れた袋果 このオオカモメヅルは昨年12/15に種子が飛ぶところを撮ったものです。まだ残ってました。

昨年12/15撮影

コウヤボウキの綿毛 赤い色したのを見つけました。

小仏川遊歩道入口付近の紅梅

白梅

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