沖縄宮古島 東平安名崎 【H30/5月】
沖縄へ植物の観察旅行に出かけてきました。計画は宮古島と渡嘉敷島でした。まず宮古島に行きました。東平安名崎は沖縄県の天然記念物に指定されている「隆起珊瑚礁海岸風衝植物群落」がありますので、どんな植物に会えるのか楽しみにしていました。
宮古島に在住している知人にホテルから東平安名崎まで送ってもらい3時間の観察時間をいただきました。迎えに来てもらうまでカンカン照りの中夏空の下、観察をしました。一番愛でてみたい花はテンノウメでした。バラ科の植物で梅の花に似ていることから名がついたそうです。知人の奥様の話だと四月に咲いていたとのことで、もう咲いてないかも知れないと言われましたが、探して探して咲き残りの花を見つけることができました。
東平安名崎はテッポウユリの自生地としても有名なところでしたが、もう花は終わりのころとなっていましたが、わずかですがまだ見られる花もありました。暑さのため二時間半で観察は止めて移動販売の売店で缶ピールを買い東屋のベンチに座りごくり。
缶ビールを飲んだ後、翌日行く渡嘉敷島の役場に電話をかけてノボタンの開花状況を問い合わせました。なんとGWに咲いてもう見れるようなノボタンはないとのこと。ネットで調べると沖縄本島のヤンバル方面にも自生しているところがありましたので地元に照会の電話をしたら、もう咲いているのはありません。ありゃー予定が狂ったー。沖縄のノボタンは内地の園芸種のシコンノボタンとは違い自生種のものです。昨年は天候不良で渡嘉敷島に行けず、今年は天気最高なのに花が早く咲いてしまい、二年続けて対面できませんでした。渡嘉敷島もヤンバル行きも断念しました。来年こそはに期待するしかないと自分に言いきかせ那覇で一日時間をつぶしました。半分は酒漬けでした。
テッポウユリ


テンノウメ ウメの花に似ています。別名「天梅」(てんばい)とも呼ぶそうです。


テンノウメは小低木です。写真に写っているのは、みなテンノウメの木です。

ハマオモト(ハマユウ)


グンバイヒルガオ 葉の形状が軍配扇に似ていることから名がついたそうです。

ミツバコマツナギ 緋色の花は目立ちます。パット見た感じはハグロソウを思い出しました。


イリオモテアザミ もうほとんどが咲き終わっていました。

ハマウド この花もほとんどが枯れていました。これはまだ生き残っていました。

テリハクサトベラ

ソナレムグラ ちょつと見でタニギキョウに似ているかなと思いました。

ミズガンピ

ウスベニニガナ

ハマゴウ

シマツユクサ

キキョウラン

アダン(実)

モンパノキ

ミヤコジマツルマメ

ホソバワダン ?

オオジシバリ ?

カタバミ ?

ハマササゲ

サキシマボタンヅル ?

ハマボッス??? 5/20修正 花仲間の方からハマボッスだと教えてもらいました。 所有している「沖縄の自然を楽しむ 海岸植物の本」と「おきなわ 野山の 花さんぽ」にも出ていました。を見ても分かりませんでした。


《宮古島の某海岸》
東平安名崎の観察後に案内していただきました。潮が引きサンゴが水面から出ていました。

目の前でサンゴが見られました。



《おまけ》
全国ニュースで取り上げられた安室奈美恵の写真が機体に。AMURO JETが那覇から宮古島へは初フライト。この飛行機に乗って那覇に行きました。



当ブログに訪問していただきましてありがとうございます。
宮古島に在住している知人にホテルから東平安名崎まで送ってもらい3時間の観察時間をいただきました。迎えに来てもらうまでカンカン照りの中夏空の下、観察をしました。一番愛でてみたい花はテンノウメでした。バラ科の植物で梅の花に似ていることから名がついたそうです。知人の奥様の話だと四月に咲いていたとのことで、もう咲いてないかも知れないと言われましたが、探して探して咲き残りの花を見つけることができました。
東平安名崎はテッポウユリの自生地としても有名なところでしたが、もう花は終わりのころとなっていましたが、わずかですがまだ見られる花もありました。暑さのため二時間半で観察は止めて移動販売の売店で缶ピールを買い東屋のベンチに座りごくり。
缶ビールを飲んだ後、翌日行く渡嘉敷島の役場に電話をかけてノボタンの開花状況を問い合わせました。なんとGWに咲いてもう見れるようなノボタンはないとのこと。ネットで調べると沖縄本島のヤンバル方面にも自生しているところがありましたので地元に照会の電話をしたら、もう咲いているのはありません。ありゃー予定が狂ったー。沖縄のノボタンは内地の園芸種のシコンノボタンとは違い自生種のものです。昨年は天候不良で渡嘉敷島に行けず、今年は天気最高なのに花が早く咲いてしまい、二年続けて対面できませんでした。渡嘉敷島もヤンバル行きも断念しました。来年こそはに期待するしかないと自分に言いきかせ那覇で一日時間をつぶしました。半分は酒漬けでした。
テッポウユリ


テンノウメ ウメの花に似ています。別名「天梅」(てんばい)とも呼ぶそうです。


テンノウメは小低木です。写真に写っているのは、みなテンノウメの木です。

ハマオモト(ハマユウ)


グンバイヒルガオ 葉の形状が軍配扇に似ていることから名がついたそうです。

ミツバコマツナギ 緋色の花は目立ちます。パット見た感じはハグロソウを思い出しました。


イリオモテアザミ もうほとんどが咲き終わっていました。

ハマウド この花もほとんどが枯れていました。これはまだ生き残っていました。

テリハクサトベラ

ソナレムグラ ちょつと見でタニギキョウに似ているかなと思いました。

ミズガンピ

ウスベニニガナ

ハマゴウ

シマツユクサ

キキョウラン

アダン(実)

モンパノキ

ミヤコジマツルマメ

ホソバワダン ?

オオジシバリ ?

カタバミ ?

ハマササゲ

サキシマボタンヅル ?

ハマボッス


《宮古島の某海岸》
東平安名崎の観察後に案内していただきました。潮が引きサンゴが水面から出ていました。

目の前でサンゴが見られました。



《おまけ》
全国ニュースで取り上げられた安室奈美恵の写真が機体に。AMURO JETが那覇から宮古島へは初フライト。この飛行機に乗って那覇に行きました。



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沖縄 本島中部&渡嘉敷島の野の花 【H28/5月】
沖縄に行ってきました。例年、大型連休が終わると梅雨入りする沖縄ですが、今年はまだ梅雨に入っていません(5/16日に梅雨入りとなりました。)。当初、西表島の植物観察に行こうかなと思っていましたが、たまたま見た沖縄の本に、本島の中部から北部(山原)の野山のいたるところにイジュという花が咲くことを知りました。珍しい花ではありませんが、見たことのない花、イジュを是非見て見たいと思い本島中部に出かけました。
もう一つ見てみたい花がケラマツツジでした。名前は知っていましたが沖縄では一般的なツツジのようです。本島にも自生しているようですが、ケラマツツジのケラマは慶良間諸島から付けられたようなので、やはりご本家で見たくなり渡嘉敷島に出かけました。
渡嘉敷島の港から阿波連集落に行くにはバスで山を越えて行きますが、山を越える付近に紫色の花がバスの中から見えました。ノボタンかなと思いましたら、後で調べたらやはりノボタンでした。目の前で見てみたかったなと思いました。
本島中部
イジュ 別名ヒメツバキと呼ばれています。ツバキ科の常緑高木です。





ケルエラソウ

ゲットウ

ゲットウの花をアップで撮ってみました。

?? 花はキダチハマグルマに似ていますが葉が違うような気がします。

??

ウスベニニガナ

ムラサキカタバミ

渡嘉敷島
ケラマツツジ 最盛期は過ぎていて花がみな落ちていましたが、この花だけが残っていました。

グンバイヒルガオ 砂浜につるを伸ばして咲いていました。

葉が軍配に似ていることから名が付いたそうです。

ハマササゲ この花も砂浜に咲いていました。

シナガワハギ 東京の品川で最初に発見されたことから名が付いたそうです。

ハマダイコン

キダチハマグルマ

モンパノキ

おまけ
慶良間の海
ケラマブルーと呼ばれています。 山の上の展望台から見た風景です。そこに行く途中にケラマツツジが咲いてました。


もう一つ見てみたい花がケラマツツジでした。名前は知っていましたが沖縄では一般的なツツジのようです。本島にも自生しているようですが、ケラマツツジのケラマは慶良間諸島から付けられたようなので、やはりご本家で見たくなり渡嘉敷島に出かけました。
渡嘉敷島の港から阿波連集落に行くにはバスで山を越えて行きますが、山を越える付近に紫色の花がバスの中から見えました。ノボタンかなと思いましたら、後で調べたらやはりノボタンでした。目の前で見てみたかったなと思いました。
本島中部
イジュ 別名ヒメツバキと呼ばれています。ツバキ科の常緑高木です。





ケルエラソウ

ゲットウ

ゲットウの花をアップで撮ってみました。

?? 花はキダチハマグルマに似ていますが葉が違うような気がします。

??

ウスベニニガナ

ムラサキカタバミ

渡嘉敷島
ケラマツツジ 最盛期は過ぎていて花がみな落ちていましたが、この花だけが残っていました。

グンバイヒルガオ 砂浜につるを伸ばして咲いていました。

葉が軍配に似ていることから名が付いたそうです。

ハマササゲ この花も砂浜に咲いていました。

シナガワハギ 東京の品川で最初に発見されたことから名が付いたそうです。

ハマダイコン

キダチハマグルマ

モンパノキ

おまけ
慶良間の海
ケラマブルーと呼ばれています。 山の上の展望台から見た風景です。そこに行く途中にケラマツツジが咲いてました。


沖縄 竹富島の野の花 【H27/11月】
前日の夕方、西表島から石垣島に戻り、夜は居酒屋で地元の海鮮料理を食べ西表島の花を見ることができたことの祝杯を挙げました。オリオンビールを生から始まり、石垣島の各酒造所の泡盛をたらふく飲みました。
朝方、大雨の音で目が覚めました。雨なので午後の那覇便の出発までホテルでのんびりしようと、とりあえず朝食を食べに食堂に行きました。食べ終わって部屋に戻ると太陽の光が部屋に差し込んでいました。窓の外を見ると青空。こんないい天気になったならホテルにいるのはもったいないと思い、近くて船の便も多い竹富島に向かいました。
赤瓦の集落は見ずに、道の両側が草むらになっているところに行き、野の花の観察を行いました。頭の上は真夏の太陽が照りつけていました。西表島や石垣島の方は真っ黒な雲に覆われていました。竹富島の野の花も何回か来ているので見た花が多かったですが初めて見る花もありました。観察していたら雨がポツリポツリと降ってきました。そして大雨になりました。植物観察も止めて石垣島に戻りました。
ショウジョウソウ ポインセチアにそっくりの花です。

チリメンナガボソウ 西表島にも咲いていました。

ギンネム

アメリカハマグルマ

花に止まる蝶 島には蝶々がたくさん飛んでいました。

コロマンソウ

樹に止まるサギ

ギョクシンカ ? 初めて見る花でした。

シマヤマヒハツの実

ランタナ ?

オオムラサキシキブ

クロバナツルアズキ

ユウナ

パパイア

コンドイビーチ どこまでも透き通った水が続いています。

朝方、大雨の音で目が覚めました。雨なので午後の那覇便の出発までホテルでのんびりしようと、とりあえず朝食を食べに食堂に行きました。食べ終わって部屋に戻ると太陽の光が部屋に差し込んでいました。窓の外を見ると青空。こんないい天気になったならホテルにいるのはもったいないと思い、近くて船の便も多い竹富島に向かいました。
赤瓦の集落は見ずに、道の両側が草むらになっているところに行き、野の花の観察を行いました。頭の上は真夏の太陽が照りつけていました。西表島や石垣島の方は真っ黒な雲に覆われていました。竹富島の野の花も何回か来ているので見た花が多かったですが初めて見る花もありました。観察していたら雨がポツリポツリと降ってきました。そして大雨になりました。植物観察も止めて石垣島に戻りました。
ショウジョウソウ ポインセチアにそっくりの花です。

チリメンナガボソウ 西表島にも咲いていました。

ギンネム

アメリカハマグルマ

花に止まる蝶 島には蝶々がたくさん飛んでいました。

コロマンソウ

樹に止まるサギ

ギョクシンカ ? 初めて見る花でした。

シマヤマヒハツの実

ランタナ ?

オオムラサキシキブ

クロバナツルアズキ

ユウナ

パパイア

コンドイビーチ どこまでも透き通った水が続いています。

沖縄 西表島 【H27/11月】
今年の3月に訪れた沖縄・西表島。西表島の大自然に魅せられ、そこに咲く花をまた愛でてみたいと思い再び訪れました。今回は「西表島のぶず」にガイドをお願いしました。
西表島にはガイド業者さんがいくつもありますが、「西表島のぶず」はトレッキングが専門で、HP内のブログで花についても時々書かれていましたので、花巡りのガイドをお願いできるのか照会したところ、快諾していただきましたので「西表島のぶず」に決めました。
「西表島のぶず」にガイドをお願いしてよかったのは装備一式(ザック、雨具、手袋、長靴、沢歩きの靴・靴下、防水袋)が千円でレンタルしていただけるので東京から行くときの荷物を減らすことができたことです。昨年の石垣島や3月の西表島のときはザックや雨具、石垣島のときは登山靴、西表島のときは長靴を持参しましたので荷物がかさばりましたが、今回は楽でした。
沖縄に出発する前日の週間天気予報では沖縄八重山地方は晴れ時々曇りでしたが、当日朝の天気予報では曇りのち雨や曇り時々雨の予報になりましたが、那覇経由で石垣島に行きました。
翌日、西表島の大原港で「西表島のぶず」の代表者でガイドの末永尚子さんとお会いして、最初にナリヤランの自生地に連れて行ってもらいました。斜面にはたくさんのナリヤランが咲いていました。長靴に履き替えて目の前で愛でることができる自生地に案内していただきました。リクエストしていた花でしたので花の美しさに感激でした。
その後は場所を移動しユツン橋へ。橋の上から前方はるか遠くの山に見えるユツン滝、あの滝のところまで行きますとの説明に、あそこまで歩けるかなとやや心配しましたが、小学生でも歩いて行けるコースですとのガイドさんの言葉に押されて出発しました。小雨が降る中を登山道を歩いたり沢を渡ったり、あるいは沢のナメを登ったり、登山道も沢に降りたり沢から登ったり、倒木をまたいだり、くぐったりと大変と変化のあるコースでした。雨も強くなってきましたがユツンの滝まで行くことができました。
登山の途中にはいろいろな花を愛でることができました。特に嬉しかったのは5月に沖縄本島で空振りとなったサクラランが見られたことです。ガイドの末永さんが上を見てくださいサクラランが咲いていますよと言われ、見上げた先に咲いてました。
今回ガイドしていただいた「西表島のぶず」のガイド、末永さんは事前に下見をして、どこに花が咲いているか確認していたそうで、登山道を歩いていて、ここに咲いていますよと声をかけてくれました。歩いているときも、樹の枝が登山道に出ているところが多いので、頭に注意してください、足元が滑りやすいところでは気をつけてと常に声をかけていただき、沢を渡るときも足の位置を指示していただき安全に登山することができました。
自然いっぱいの西表島に、季節を変えて、違う花が咲いているときに、また訪れて見たいなと思っております。
※ 11月16日追記
ガイドの末永さんの説明をメモしなかったため、うろ覚えで植物名を記載したため誤りがありました。また、うろ覚えもできなかったのは???と表示していましたが、末永さんからメールで助言をしていただきましたので訂正等をいたしました。
ナリヤラン ラン科の花でカトレアのような感じのする花でした。

綺麗な花でした。

花期は5月から12月とかなり長い期間咲くようです。

目の前で美しいランを愛でることができ、遠い西表まで来た甲斐がありました。

カッコウアザミ (11/16修正 当初は???で表示)

チリメンナガボソウ この花はナリヤランの近くに咲いていました。

ハシカンボク ノボタン科の花です。原生林の中の登山道脇に咲いていました。

ピンクの色がとてもきれいでした。

ギランイヌビワ (11/16修正 当初は???で表示) 樹の幹に実のようなものが付いており珍しいものと思いました。

ギランイヌビワ (11/16修正 当初はオキナワウラジロガシで表示) 板根のある樹なのでサキシマスオウかと思いましたが、ガイドさんからマングローブの近くに生えるのがサキシマスオウで、山の中のはオキナワウラジロガシやギランイヌビワが多いそうです。

アオノクマタケランの実 (11/16修正 当初はクマタケランで表示) ラン科ではなくショウガ科の植物です。

イリオモテイワタバコの葉

アリモリソウ

マツバラン ラン科ではありません。シダ類で着生しています。

沢を渡ります。後ろ姿はガイドの末永さん。ヘルメットをぶら下げています。下山時にかぶります。

写真では平らに見えますが傾斜のあるナメを登ります。フェルト底の沢シューズを履いていますので滑りません。

サクララン ラン科ではなくガガイモ科の植物です。5月に空振りした花をこの時期に見られ花とガイドさんに感謝です。

テリハノギク 亜熱帯のジャングルにも野菊があるのには多少の驚きがありました。

ヤエヤマスミレ 沢の中に自生します。3月にも見ましたが、もう咲いていました。

マルバルリミノキの実 (11/16修正 当初はルリミノキで表示) 青い実が綺麗です。

ユツンの滝 滝まで辿りつきました。この手前で下山してくるガイドさんと若い女性の登山客とすれ違いました。

見事な滝でした。

マルヤマシュウカイドウ 西表には2種類のシュウカイドウが自生しているそうです。あと一つはコウトウシュウカイドウです。

ツノギリソウ 最初に見たとき花の形がジャコウソウに似ているなと思いました。

アリサンアイ ガイドさんが下見に行ったときに滝の上部に行く登山道を少し登ったところに咲いていたということで行きましたが蕾はありましたが咲いているのは見つかりませんでした。あきらめて下山を始めたらガイドさんが咲いたのを見つけました。雨と風で花が揺れ10枚ほど撮りましたが、なんとか見られるのはこれ一枚だけでした。薄紫色の清楚な花でした。

ナガバイナモリ (11/16修正 当初ナガバノイナモリで表示) 比較的多く見られました。

沢を渡るガイドの末永さん。下山のときは安全確保のためヘルメットをかぶり、水の中をじゃぶじゃぶ歩きました。

トサカメオトラン (11/16修正 当初ラン科の植物で表示。蕾で表示) エビネの葉に似ています。蕾のように見えますが咲いた後だそうです。

サキシマフヨウ 白花

サキシマフヨウ 赤花 実際はピンクです。

サキシマハマボウ 一般的にはユウナと呼ばれています。葉の先が尖っているのが特徴のようです。

カンムリワシ 登山口に無事に下山しましたら目の前の樹にとまっていました。毛が白いので幼鳥だそうです。

西表島にはガイド業者さんがいくつもありますが、「西表島のぶず」はトレッキングが専門で、HP内のブログで花についても時々書かれていましたので、花巡りのガイドをお願いできるのか照会したところ、快諾していただきましたので「西表島のぶず」に決めました。
「西表島のぶず」にガイドをお願いしてよかったのは装備一式(ザック、雨具、手袋、長靴、沢歩きの靴・靴下、防水袋)が千円でレンタルしていただけるので東京から行くときの荷物を減らすことができたことです。昨年の石垣島や3月の西表島のときはザックや雨具、石垣島のときは登山靴、西表島のときは長靴を持参しましたので荷物がかさばりましたが、今回は楽でした。
沖縄に出発する前日の週間天気予報では沖縄八重山地方は晴れ時々曇りでしたが、当日朝の天気予報では曇りのち雨や曇り時々雨の予報になりましたが、那覇経由で石垣島に行きました。
翌日、西表島の大原港で「西表島のぶず」の代表者でガイドの末永尚子さんとお会いして、最初にナリヤランの自生地に連れて行ってもらいました。斜面にはたくさんのナリヤランが咲いていました。長靴に履き替えて目の前で愛でることができる自生地に案内していただきました。リクエストしていた花でしたので花の美しさに感激でした。
その後は場所を移動しユツン橋へ。橋の上から前方はるか遠くの山に見えるユツン滝、あの滝のところまで行きますとの説明に、あそこまで歩けるかなとやや心配しましたが、小学生でも歩いて行けるコースですとのガイドさんの言葉に押されて出発しました。小雨が降る中を登山道を歩いたり沢を渡ったり、あるいは沢のナメを登ったり、登山道も沢に降りたり沢から登ったり、倒木をまたいだり、くぐったりと大変と変化のあるコースでした。雨も強くなってきましたがユツンの滝まで行くことができました。
登山の途中にはいろいろな花を愛でることができました。特に嬉しかったのは5月に沖縄本島で空振りとなったサクラランが見られたことです。ガイドの末永さんが上を見てくださいサクラランが咲いていますよと言われ、見上げた先に咲いてました。
今回ガイドしていただいた「西表島のぶず」のガイド、末永さんは事前に下見をして、どこに花が咲いているか確認していたそうで、登山道を歩いていて、ここに咲いていますよと声をかけてくれました。歩いているときも、樹の枝が登山道に出ているところが多いので、頭に注意してください、足元が滑りやすいところでは気をつけてと常に声をかけていただき、沢を渡るときも足の位置を指示していただき安全に登山することができました。
自然いっぱいの西表島に、季節を変えて、違う花が咲いているときに、また訪れて見たいなと思っております。
※ 11月16日追記
ガイドの末永さんの説明をメモしなかったため、うろ覚えで植物名を記載したため誤りがありました。また、うろ覚えもできなかったのは???と表示していましたが、末永さんからメールで助言をしていただきましたので訂正等をいたしました。
ナリヤラン ラン科の花でカトレアのような感じのする花でした。

綺麗な花でした。

花期は5月から12月とかなり長い期間咲くようです。

目の前で美しいランを愛でることができ、遠い西表まで来た甲斐がありました。

カッコウアザミ (11/16修正 当初は???で表示)

チリメンナガボソウ この花はナリヤランの近くに咲いていました。

ハシカンボク ノボタン科の花です。原生林の中の登山道脇に咲いていました。

ピンクの色がとてもきれいでした。

ギランイヌビワ (11/16修正 当初は???で表示) 樹の幹に実のようなものが付いており珍しいものと思いました。

ギランイヌビワ (11/16修正 当初はオキナワウラジロガシで表示) 板根のある樹なのでサキシマスオウかと思いましたが、ガイドさんからマングローブの近くに生えるのがサキシマスオウで、山の中のはオキナワウラジロガシやギランイヌビワが多いそうです。

アオノクマタケランの実 (11/16修正 当初はクマタケランで表示) ラン科ではなくショウガ科の植物です。

イリオモテイワタバコの葉

アリモリソウ

マツバラン ラン科ではありません。シダ類で着生しています。

沢を渡ります。後ろ姿はガイドの末永さん。ヘルメットをぶら下げています。下山時にかぶります。

写真では平らに見えますが傾斜のあるナメを登ります。フェルト底の沢シューズを履いていますので滑りません。

サクララン ラン科ではなくガガイモ科の植物です。5月に空振りした花をこの時期に見られ花とガイドさんに感謝です。

テリハノギク 亜熱帯のジャングルにも野菊があるのには多少の驚きがありました。

ヤエヤマスミレ 沢の中に自生します。3月にも見ましたが、もう咲いていました。

マルバルリミノキの実 (11/16修正 当初はルリミノキで表示) 青い実が綺麗です。

ユツンの滝 滝まで辿りつきました。この手前で下山してくるガイドさんと若い女性の登山客とすれ違いました。

見事な滝でした。

マルヤマシュウカイドウ 西表には2種類のシュウカイドウが自生しているそうです。あと一つはコウトウシュウカイドウです。

ツノギリソウ 最初に見たとき花の形がジャコウソウに似ているなと思いました。

アリサンアイ ガイドさんが下見に行ったときに滝の上部に行く登山道を少し登ったところに咲いていたということで行きましたが蕾はありましたが咲いているのは見つかりませんでした。あきらめて下山を始めたらガイドさんが咲いたのを見つけました。雨と風で花が揺れ10枚ほど撮りましたが、なんとか見られるのはこれ一枚だけでした。薄紫色の清楚な花でした。

ナガバイナモリ (11/16修正 当初ナガバノイナモリで表示) 比較的多く見られました。

沢を渡るガイドの末永さん。下山のときは安全確保のためヘルメットをかぶり、水の中をじゃぶじゃぶ歩きました。

トサカメオトラン (11/16修正 当初ラン科の植物で表示。蕾で表示) エビネの葉に似ています。蕾のように見えますが咲いた後だそうです。

サキシマフヨウ 白花

サキシマフヨウ 赤花 実際はピンクです。

サキシマハマボウ 一般的にはユウナと呼ばれています。葉の先が尖っているのが特徴のようです。

カンムリワシ 登山口に無事に下山しましたら目の前の樹にとまっていました。毛が白いので幼鳥だそうです。

【番外編】 沖縄 オリヅルスミレ
オリヅルスミレは1982年に沖縄本島の国頭村の渓流で発見されたスミレです。1988年に新種として学会で発表されましたが、その時すでに自生地はダム湖に沈んでいました。自然界では絶滅種となったスミレです。
オリヅルスミレはストロン(匍匐枝)を出して、その先端に新しい苗を作り増殖する姿を「折鶴」に見立て、それが和名になったと言われています。
自然界では絶滅になったオリヅルスミレですが、沖縄の海洋博記念公園を管理運営する沖縄美ら島財団の総合研究センターの研究施設では、広島市植物公園(広島県)で保護育成されていた株を譲り受け、栽培に関する調査研究を行うとともに、遺伝子源の保存に取り組まれているそうです。
沖縄の海洋博記念公園の熱帯ドリームセンターでは毎年3月に「沖縄のスミレとパンジー・ビオラ展」を開催しており、オリヅルスミレの展示も行っています。
オリヅルスミレの写真は沖縄美ら島財団の総合研究センターの許可(平成27年4月28日付け)を得て掲載しています。
オリヅルスミレ

オリヅルスミレはストロン(匍匐枝)を出して、その先端に新しい苗を作り増殖する姿を「折鶴」に見立て、それが和名になったと言われています。
自然界では絶滅になったオリヅルスミレですが、沖縄の海洋博記念公園を管理運営する沖縄美ら島財団の総合研究センターの研究施設では、広島市植物公園(広島県)で保護育成されていた株を譲り受け、栽培に関する調査研究を行うとともに、遺伝子源の保存に取り組まれているそうです。
沖縄の海洋博記念公園の熱帯ドリームセンターでは毎年3月に「沖縄のスミレとパンジー・ビオラ展」を開催しており、オリヅルスミレの展示も行っています。
オリヅルスミレの写真は沖縄美ら島財団の総合研究センターの許可(平成27年4月28日付け)を得て掲載しています。
オリヅルスミレ
