2017年に初めて愛でた花々
早いもので今年も僅かになりました。今年も花を追いかけて野山を歩き回りました。北は青森県、西は滋賀県・岐阜県と各地に花を愛でたくて会いに行きました。以前に愛でた花であっても飽きません。伊吹山のイブキフウロが大好きで今年も訪れてしまいました。
昨年の秋から冬にかけて里山のラン探しをしました。そしてクロムヨウランの自生地を見つけました。今年の夏に、まず下見に行きました。まだ蕾をつけたばかりでしたがクロムヨウランの花が咲いたときに一人で愛でるにはもったいないと思い観察会のメンバーさんに声をかけて愛でに行きました。なにか神秘的な花で体がぞくぞくとしました。全国各地で花を撮っているベテランの方もクロムヨウランの花とは初めてのご対面でしたが、ブログに感動していた旨のことを書いていました。
今年の夏は天候が良くなかったので、予定していた南アルプスや白山、八ヶ岳には行かれませんでした。この何年かは3000mクラスの山に行けず、東北の簡単に行ける山でも高山植物を愛でることができるので、それで満足してしまっています。体力も衰える一方なので、なんとか来年は高山の御花畑の花々を愛でてみたいなと思っています。
今まで見たことがなく2017年になって、初めて愛でた花々の中から気に行った花をご紹介したいと思います。
クロムヨウラン
今年の一番の花でした。自分で見つけた自生地に咲いたクロムヨウランと対面したときは感激でした。今年また別の自生地を見つけましたので来年が楽しみです。クロムヨウランの花期は短いようですが今年の花が咲いた自生地は株数が多いので行けば花は見られます。ただ午前11時頃には咲いた花も閉じてしまいます。




クロヤツシロラン
このクロヤツシロランの自生地も自分で見つけた場所でしたが、花の時期に自分では見つけられず花友さんに見つけてもらいました。想像以上に小さなランの花でした。お世辞にも綺麗な花とは言えないですが、ラン科の花だから興味を持ってしまう花です。この秋から冬にかけても更に自生地を探しましたので来年は確実に花を見つけたいと思っています。

シロバナハクサンチドリ
ハクサンチドリはこれまでに色々な山で出会ってきました。そして今年になってネットで白花のハクサンチドリがあることを知りました。そうなるとハクサンチドリが咲いているところでは真剣になって探しました。秋田駒ヶ岳では見つけられませんでしたが蔵王山でお会いすることができました。やはり探していた花と出会えたときは本当に嬉しくなります。

シロスミレ
奥多摩の山にも自生しているようですが、手っ取り早く確実に愛でることができる霧ヶ峰でシロスミレと会ってきました。スミレには興味はあるのですが、なかなかスミレの特徴を覚えられず、一部のスミレしか分かりません。シロスミレはにわか知識でしたがすぐに花を見て分かりました。何故なら咲いているスミレはシロスミレとサクラスミレしかなかったからでした。高原に咲くシロスミレはとても素敵でした。


ナエバキスミレ
黄色いスミレのうちキスミレ、オオバキスミレ、タカネスミレ、キバナノコマノツメとは既にお会いしています。上越地方から東北南部にかけての亜高山に生えるナエバキスミレが谷川岳天神平に咲くというので出かけました。ナエバキスミレはオオバキスミレの変種でオオバキスミレを小型化したスミレだそうです。ナエバキスミレを見ててもどこがどう違うのか、スミレの本を見ながら観察しないと分からない花でした。

タチスミレ
自生地が限られ絶滅の危機の恐れがあるタチスミレ。花はニョイスミレに似ていますが、草丈が高いのには驚きました。勝手な想像ですが、湿地に自生しているので水に埋もれないように伸びているのかなと思いました。自生地は一般の立ち入りは禁止だそうで、お目にかかるのが難しいタチスミレですが茨城県の博物館主催のタチスミレの観察会で会うことができました。


ミノコバイモ
これまでにカイコバイモとコシノコバイモを愛でています。日本には8種類のコバイモがあるそうですが、段々と欲が出てきて見たことのないコバイモを愛でてみたいと思うようになりました。観察会の仲間からミノコバイモが東海地方で見られるとの情報をいただきました。バス停から自生地までのコースも教えていただきましたので新幹線に乗り向かいました。自生地には多くの観察者が来ていて写真を撮っていました。地元らしき人から、どちらから来たの?と聞かれたので、ミノコバイモを見に東京から来たと言いましたら、この花を見るだけで新幹線で来たの……とびっくりしていました。見たい花があれば交通費も気になりません。ミノコバイモは花被片の上部が角張っているのが特徴のようです。

フイリイナモリソウ
高尾山系にはイナモリソウ、ホシザキイナモリソウ、フイリイナモリソウの3種類があるようですが、フイリイナモリソウは見たことがあるような、ないような感じでしたのでPCに入っている写真を調べましたがその中にはフイリイナモリソウはありませんでした。今年、花の先生にお会いしたときにフイリイナモリソウの自生地をお伺いし教えてもらいましたので花の時期に愛でにいきました。花も綺麗ですが葉も綺麗でした。


シロバナコイワカガミ
イワカガミはイワカガミ系とヒメイワカガミ系とがあるようです。これまでに愛でた白い花のイワカガミはヒメイワカガミ系のヤマイワカガミでした。山梨方面の山でお会いしています。花も大きく草丈もありました。今年愛でた白花はイワカガミ系のほうのようです。花も草丈も小さかったです。

シロバナヒメシャガ
ヒメシャガは新潟県の山で愛でたことがありましたが、今年は谷川岳でお会いしました。紫色の綺麗な花が群生していました。群生の中に白花のヒメシャガが咲いていました。すごく目立ちました。

オオナンバンキセル
普通のナンバンキセルは何回かお目にかかったことがありますが、オオナンバンキセルは初めて見ましたが、名前のとおり大きいので驚きました。この花も花友さんが見つけてくれました。3人で花観察に行ったとき先頭を歩いていた私は見逃し、二番目を歩いていた方も見逃し、三番目の方が見つけました。何の花が咲いているか分からない花観察の場合は複数人で行くのがいいのかなと思いました。

この一年、多くの方々に当ブログに訪問していただきまして本当にありがとうございました。拙いブログですが皆様方の訪問が元気や励ましを与えてくれていると思っております。訪問を感謝しております。
皆様方もいい年をお迎えできますように心から祈っております。また来年もよろしくお願いします。
昨年の秋から冬にかけて里山のラン探しをしました。そしてクロムヨウランの自生地を見つけました。今年の夏に、まず下見に行きました。まだ蕾をつけたばかりでしたがクロムヨウランの花が咲いたときに一人で愛でるにはもったいないと思い観察会のメンバーさんに声をかけて愛でに行きました。なにか神秘的な花で体がぞくぞくとしました。全国各地で花を撮っているベテランの方もクロムヨウランの花とは初めてのご対面でしたが、ブログに感動していた旨のことを書いていました。
今年の夏は天候が良くなかったので、予定していた南アルプスや白山、八ヶ岳には行かれませんでした。この何年かは3000mクラスの山に行けず、東北の簡単に行ける山でも高山植物を愛でることができるので、それで満足してしまっています。体力も衰える一方なので、なんとか来年は高山の御花畑の花々を愛でてみたいなと思っています。
今まで見たことがなく2017年になって、初めて愛でた花々の中から気に行った花をご紹介したいと思います。
クロムヨウラン
今年の一番の花でした。自分で見つけた自生地に咲いたクロムヨウランと対面したときは感激でした。今年また別の自生地を見つけましたので来年が楽しみです。クロムヨウランの花期は短いようですが今年の花が咲いた自生地は株数が多いので行けば花は見られます。ただ午前11時頃には咲いた花も閉じてしまいます。




クロヤツシロラン
このクロヤツシロランの自生地も自分で見つけた場所でしたが、花の時期に自分では見つけられず花友さんに見つけてもらいました。想像以上に小さなランの花でした。お世辞にも綺麗な花とは言えないですが、ラン科の花だから興味を持ってしまう花です。この秋から冬にかけても更に自生地を探しましたので来年は確実に花を見つけたいと思っています。

シロバナハクサンチドリ
ハクサンチドリはこれまでに色々な山で出会ってきました。そして今年になってネットで白花のハクサンチドリがあることを知りました。そうなるとハクサンチドリが咲いているところでは真剣になって探しました。秋田駒ヶ岳では見つけられませんでしたが蔵王山でお会いすることができました。やはり探していた花と出会えたときは本当に嬉しくなります。

シロスミレ
奥多摩の山にも自生しているようですが、手っ取り早く確実に愛でることができる霧ヶ峰でシロスミレと会ってきました。スミレには興味はあるのですが、なかなかスミレの特徴を覚えられず、一部のスミレしか分かりません。シロスミレはにわか知識でしたがすぐに花を見て分かりました。何故なら咲いているスミレはシロスミレとサクラスミレしかなかったからでした。高原に咲くシロスミレはとても素敵でした。


ナエバキスミレ
黄色いスミレのうちキスミレ、オオバキスミレ、タカネスミレ、キバナノコマノツメとは既にお会いしています。上越地方から東北南部にかけての亜高山に生えるナエバキスミレが谷川岳天神平に咲くというので出かけました。ナエバキスミレはオオバキスミレの変種でオオバキスミレを小型化したスミレだそうです。ナエバキスミレを見ててもどこがどう違うのか、スミレの本を見ながら観察しないと分からない花でした。

タチスミレ
自生地が限られ絶滅の危機の恐れがあるタチスミレ。花はニョイスミレに似ていますが、草丈が高いのには驚きました。勝手な想像ですが、湿地に自生しているので水に埋もれないように伸びているのかなと思いました。自生地は一般の立ち入りは禁止だそうで、お目にかかるのが難しいタチスミレですが茨城県の博物館主催のタチスミレの観察会で会うことができました。


ミノコバイモ
これまでにカイコバイモとコシノコバイモを愛でています。日本には8種類のコバイモがあるそうですが、段々と欲が出てきて見たことのないコバイモを愛でてみたいと思うようになりました。観察会の仲間からミノコバイモが東海地方で見られるとの情報をいただきました。バス停から自生地までのコースも教えていただきましたので新幹線に乗り向かいました。自生地には多くの観察者が来ていて写真を撮っていました。地元らしき人から、どちらから来たの?と聞かれたので、ミノコバイモを見に東京から来たと言いましたら、この花を見るだけで新幹線で来たの……とびっくりしていました。見たい花があれば交通費も気になりません。ミノコバイモは花被片の上部が角張っているのが特徴のようです。

フイリイナモリソウ
高尾山系にはイナモリソウ、ホシザキイナモリソウ、フイリイナモリソウの3種類があるようですが、フイリイナモリソウは見たことがあるような、ないような感じでしたのでPCに入っている写真を調べましたがその中にはフイリイナモリソウはありませんでした。今年、花の先生にお会いしたときにフイリイナモリソウの自生地をお伺いし教えてもらいましたので花の時期に愛でにいきました。花も綺麗ですが葉も綺麗でした。


シロバナコイワカガミ
イワカガミはイワカガミ系とヒメイワカガミ系とがあるようです。これまでに愛でた白い花のイワカガミはヒメイワカガミ系のヤマイワカガミでした。山梨方面の山でお会いしています。花も大きく草丈もありました。今年愛でた白花はイワカガミ系のほうのようです。花も草丈も小さかったです。

シロバナヒメシャガ
ヒメシャガは新潟県の山で愛でたことがありましたが、今年は谷川岳でお会いしました。紫色の綺麗な花が群生していました。群生の中に白花のヒメシャガが咲いていました。すごく目立ちました。

オオナンバンキセル
普通のナンバンキセルは何回かお目にかかったことがありますが、オオナンバンキセルは初めて見ましたが、名前のとおり大きいので驚きました。この花も花友さんが見つけてくれました。3人で花観察に行ったとき先頭を歩いていた私は見逃し、二番目を歩いていた方も見逃し、三番目の方が見つけました。何の花が咲いているか分からない花観察の場合は複数人で行くのがいいのかなと思いました。

この一年、多くの方々に当ブログに訪問していただきまして本当にありがとうございました。拙いブログですが皆様方の訪問が元気や励ましを与えてくれていると思っております。訪問を感謝しております。
皆様方もいい年をお迎えできますように心から祈っております。また来年もよろしくお願いします。
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高尾山 【H29/12月】
今年の山納めとして高尾山に行ってきました。一番の目的はダイヤモンド富士を見ることですが、オオカモメヅルの果実の観察もしたかったので高尾山を歩いてきました。
冬至の前日で天気も快晴でしたのでダイヤモンド富士は大丈夫だと思いました。とりあえず4か所のオオカモメヅルの果実の観察をしました。1ヵ所目は果実は割れて綿毛のついた種子も飛んでいて空でした。2ヵ所目は最後の種子が飛びだそうとしているところでした。3か所目は果実から綿毛のついた種子が飛び出して宙ぶらりんになりました。4カ所目は果実は空でした。
4カ所目の観察が終わったところで時計を見たら3時35分でしたので、急いでもみじ台のトイレの先に向かいました。その場所がいつもダイヤモンド富士を眺めているところです。その場所に着いて富士山方面を見たら、なんと雲が出ていて富士山が見えませんでした。それでも三脚を立ててカメラに望遠レンズを付けて撮影の準備をしました。
太陽がだんだん下がってきたのでモニターを見ながら撮りました。モニターをよく見ると富士山山頂の剣ヶ峰?(一番高く見えたので剣ヶ峰かと思いました。)が見えていました。雲が山頂ぎりぎりに下がっていました。そして太陽が沈むと雲はさらに下がり9合目か8合目くらいまで見えるようになりました。10分早く雲が下がっていれば、もうちょつといいダイヤモンド富士になっていたのに……。
1号路をライトを点けて下り、高尾山口駅の裏にある温泉入り、今年愛でた花々を思い浮かべながら湯ったりしました。その後は、つまみを食べながら生ビール、日本酒と飲み、、そして麦とろ刺身定食を食べてほろ酔いで電車に乗り帰りました。
ダイヤモンド富士
太陽が下がってきましたが、富士山は雲の下です。

まだ富士山は見えません。

太陽が富士山山頂にかかってきました。

富士山の山頂の真ん中に太陽がかかっています。太陽の下側が水平になっています。

富士山山頂に太陽が沈んで行きます。太陽の右下の小さな三角が剣ヶ峰?だと思います。

一番高いところなので剣ヶ峰?だと思いますが、三角のピークがよく分かります。

太陽がどんどん沈みます。



山頂から右斜面に太陽がかかってきました。

太陽が右斜面に入りました。

太陽が右斜面を下がって行きます。


太陽は右斜面と雲に隠れていきます。

僅かに太陽が見えます。

太陽は沈みました。山頂部分がよく見えるようになりました。

雲の後ろから太陽の光が放たれています。富士山の姿ががもう少し見えてくれたらよかったのに……。

オオカモメヅル
最後の種子が飛びだそうとしていました。

果実が割れて最初の種子のようです。しばらく観察を続けました。

少し垂直に近づきました。

綿毛が少し広がってきました。

綿毛が大きく広がりました。

綿毛が全開となりましたが、まだ果実から離れませんでした。本当はこの後も観察したかったのですがダイヤモンド富士のためここで終了しました。

夜景


当ブログに訪問していただきましてありがとうございます。
冬至の前日で天気も快晴でしたのでダイヤモンド富士は大丈夫だと思いました。とりあえず4か所のオオカモメヅルの果実の観察をしました。1ヵ所目は果実は割れて綿毛のついた種子も飛んでいて空でした。2ヵ所目は最後の種子が飛びだそうとしているところでした。3か所目は果実から綿毛のついた種子が飛び出して宙ぶらりんになりました。4カ所目は果実は空でした。
4カ所目の観察が終わったところで時計を見たら3時35分でしたので、急いでもみじ台のトイレの先に向かいました。その場所がいつもダイヤモンド富士を眺めているところです。その場所に着いて富士山方面を見たら、なんと雲が出ていて富士山が見えませんでした。それでも三脚を立ててカメラに望遠レンズを付けて撮影の準備をしました。
太陽がだんだん下がってきたのでモニターを見ながら撮りました。モニターをよく見ると富士山山頂の剣ヶ峰?(一番高く見えたので剣ヶ峰かと思いました。)が見えていました。雲が山頂ぎりぎりに下がっていました。そして太陽が沈むと雲はさらに下がり9合目か8合目くらいまで見えるようになりました。10分早く雲が下がっていれば、もうちょつといいダイヤモンド富士になっていたのに……。
1号路をライトを点けて下り、高尾山口駅の裏にある温泉入り、今年愛でた花々を思い浮かべながら湯ったりしました。その後は、つまみを食べながら生ビール、日本酒と飲み、、そして麦とろ刺身定食を食べてほろ酔いで電車に乗り帰りました。
ダイヤモンド富士
太陽が下がってきましたが、富士山は雲の下です。

まだ富士山は見えません。

太陽が富士山山頂にかかってきました。

富士山の山頂の真ん中に太陽がかかっています。太陽の下側が水平になっています。

富士山山頂に太陽が沈んで行きます。太陽の右下の小さな三角が剣ヶ峰?だと思います。

一番高いところなので剣ヶ峰?だと思いますが、三角のピークがよく分かります。

太陽がどんどん沈みます。



山頂から右斜面に太陽がかかってきました。

太陽が右斜面に入りました。

太陽が右斜面を下がって行きます。


太陽は右斜面と雲に隠れていきます。

僅かに太陽が見えます。

太陽は沈みました。山頂部分がよく見えるようになりました。

雲の後ろから太陽の光が放たれています。富士山の姿ががもう少し見えてくれたらよかったのに……。

オオカモメヅル
最後の種子が飛びだそうとしていました。

果実が割れて最初の種子のようです。しばらく観察を続けました。

少し垂直に近づきました。

綿毛が少し広がってきました。

綿毛が大きく広がりました。

綿毛が全開となりましたが、まだ果実から離れませんでした。本当はこの後も観察したかったのですがダイヤモンド富士のためここで終了しました。

夜景


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40年前の雲取山の花々
2017年は雲取山の標高が2017メートルなので多くの登山者が登ったのかと思います。初めて雲取山に鴨沢から登った方で、夏でしたらブナ坂から雲取山の山頂までマルバダケブキの花が咲いていて、黄色の花を見て綺麗だなと思った方がいたと思います。
10月だったと思いますが、NHKのBSで山の番組が放映されていました。その中で三条の湯(山小屋)でタレント?の方が小屋の手伝いを経験する内容だったかと思いました。小屋の管理人が鹿を銃で射止めるシーンもありました。鹿が増えていることを伝えていましたが、そのときに鹿が増える前の雲取山の山頂付近だと思いますがヤナギランの花が咲いている頃と最近の写真を対比してTV画面に映し出されていました。
その映像を見たときに、あの頃は雲取山の亜高山植物のお花畑は見事だったなと思い浮かびました。1975年から2010年まで雲取山の近くの山小屋に35年間、転勤時と体調不良時を除いて、ほぼ毎月通っていました。北アルプスや南アルプスには7月に行き、8月上旬は雲取山に行き小屋に2泊して中日は一日お花畑でのんびりしていた時期もありました。そんなお花畑も鹿の増加で年々消えて行く様子を見てきました。そして残ったのは鹿も食べないマルバダケブキだけになってしまいました。
昔に撮った花の写真のネガを探しましたが、たくさん撮ったはずなのに3本しか見つけられませんでした。ヨドバシカメラでデジタル化にしてもらいましたので、40年前頃の雲取山とその周辺の花々をご紹介いたします。鹿の食害と盗掘によって今では見られなくなった花々です。鹿の食害がいかにひどいのかを知っていただけたら幸いです。
(ネガの経年劣化により色は鮮明ではありません)
お花畑 奥多摩小屋手前のヘリポート付近の南側斜面のお花畑
_convert_20171217102854_20171217112330303.jpg)
お花畑 オオバギボウシ、シモツケソウ、ウスユキソウなどが咲いていました。
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お花畑 ヤナギランも咲いていた、オオバギボウシも咲いていた。もう夢物語になってしまいました。
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お花畑 シシウドもヤナギランと一緒に咲いていました。
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ヤナギランの群生 石尾根の夏はヤナギランがいたるところに咲いていました。
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ヤナギランの群生
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ヤナギラン このヤナギランは雲取山の山頂に咲いていたものです。
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コオニユリ 石尾根の草原に点々と咲いていました。
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クガイソウ 紫色のきれいな花でした。
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コウリンカ
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マルバダケブキ この当時にもありましたが、所々に咲いているという感じでした。この花が今では主役となりました。
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ニッコウキスゲ なぜかニッコウキスゲが咲いた年がありました。誰かが持ち込んだのでしょう。翌年からありませんでした。
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ヤマオダマキ 雲取山では2種類のヤマオダマキがありました。こちらは萼片が茶色です。
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ヤマオダマキ こちらのヤマオダマキは萼片が花弁と同じく黄色です。
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ツリガネニンジン
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シモツケソウ
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シモツケ

キオン
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トモエシオガマ
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ウスユキソウ
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ハナイカリ
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オオバギボウシ
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オオバギボウシとマルバダケブキ
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オカトラノオ
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フシグロセンノウ
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レンゲショウマ ブナ坂の手前の登山道沿いに毎年咲いていましたが、盗掘に遭いなくなりました。
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トモエソウ 七ッ石山の山頂に咲いていましたが、早い時期に鹿に食べられなくなりました。
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シシウド
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シシウド 背景の山は七ッ石山
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シシウド
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アツモリソウ かつては石尾根の草原には至る所に咲いていました。この花は鹿ではなく人間が盗掘して無くなりました。
千本ツツジに咲いていたアツモリソウです。
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昭和57年に某大学教授の「奥多摩の花」が発行され、アツモリソウの解説で「鷹ノ巣山の南斜面のものである」と書いてありましたので、まず鷹ノ巣山のアツモリソウがなくなり、次に千本ツツジのアツモリソウが消え、ブナ坂の斜面の下に咲いていたのは見つけられないだろうと思っていましたが、プロの盗掘屋なのか、そこも見つけて無くなりました。昭和61年には石尾根からアツモリソウはおそらくすべて無くなったのではないかと思われます。
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ブナ坂の南斜面に咲いていたアツモリソウ
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2009年8月、今から8年前の七ッ石山の山頂付近のマルバダケブキの花です。
下草も生えないし、マルバダケブキしかありません。七ッ石山から雲取山までそんな感じでした。

当ブログに訪問していただきましてありがとうございます。
10月だったと思いますが、NHKのBSで山の番組が放映されていました。その中で三条の湯(山小屋)でタレント?の方が小屋の手伝いを経験する内容だったかと思いました。小屋の管理人が鹿を銃で射止めるシーンもありました。鹿が増えていることを伝えていましたが、そのときに鹿が増える前の雲取山の山頂付近だと思いますがヤナギランの花が咲いている頃と最近の写真を対比してTV画面に映し出されていました。
その映像を見たときに、あの頃は雲取山の亜高山植物のお花畑は見事だったなと思い浮かびました。1975年から2010年まで雲取山の近くの山小屋に35年間、転勤時と体調不良時を除いて、ほぼ毎月通っていました。北アルプスや南アルプスには7月に行き、8月上旬は雲取山に行き小屋に2泊して中日は一日お花畑でのんびりしていた時期もありました。そんなお花畑も鹿の増加で年々消えて行く様子を見てきました。そして残ったのは鹿も食べないマルバダケブキだけになってしまいました。
昔に撮った花の写真のネガを探しましたが、たくさん撮ったはずなのに3本しか見つけられませんでした。ヨドバシカメラでデジタル化にしてもらいましたので、40年前頃の雲取山とその周辺の花々をご紹介いたします。鹿の食害と盗掘によって今では見られなくなった花々です。鹿の食害がいかにひどいのかを知っていただけたら幸いです。
(ネガの経年劣化により色は鮮明ではありません)
お花畑 奥多摩小屋手前のヘリポート付近の南側斜面のお花畑
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お花畑 オオバギボウシ、シモツケソウ、ウスユキソウなどが咲いていました。
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お花畑 ヤナギランも咲いていた、オオバギボウシも咲いていた。もう夢物語になってしまいました。
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お花畑 シシウドもヤナギランと一緒に咲いていました。
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ヤナギランの群生 石尾根の夏はヤナギランがいたるところに咲いていました。
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ヤナギランの群生
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ヤナギラン このヤナギランは雲取山の山頂に咲いていたものです。
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コオニユリ 石尾根の草原に点々と咲いていました。
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クガイソウ 紫色のきれいな花でした。
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コウリンカ
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マルバダケブキ この当時にもありましたが、所々に咲いているという感じでした。この花が今では主役となりました。
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ニッコウキスゲ なぜかニッコウキスゲが咲いた年がありました。誰かが持ち込んだのでしょう。翌年からありませんでした。
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ヤマオダマキ 雲取山では2種類のヤマオダマキがありました。こちらは萼片が茶色です。
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ヤマオダマキ こちらのヤマオダマキは萼片が花弁と同じく黄色です。
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ツリガネニンジン
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シモツケソウ
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シモツケ

キオン
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トモエシオガマ
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ウスユキソウ
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ハナイカリ
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オオバギボウシ
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オオバギボウシとマルバダケブキ
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オカトラノオ
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フシグロセンノウ
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レンゲショウマ ブナ坂の手前の登山道沿いに毎年咲いていましたが、盗掘に遭いなくなりました。
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トモエソウ 七ッ石山の山頂に咲いていましたが、早い時期に鹿に食べられなくなりました。
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シシウド
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シシウド 背景の山は七ッ石山
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シシウド
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アツモリソウ かつては石尾根の草原には至る所に咲いていました。この花は鹿ではなく人間が盗掘して無くなりました。
千本ツツジに咲いていたアツモリソウです。
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昭和57年に某大学教授の「奥多摩の花」が発行され、アツモリソウの解説で「鷹ノ巣山の南斜面のものである」と書いてありましたので、まず鷹ノ巣山のアツモリソウがなくなり、次に千本ツツジのアツモリソウが消え、ブナ坂の斜面の下に咲いていたのは見つけられないだろうと思っていましたが、プロの盗掘屋なのか、そこも見つけて無くなりました。昭和61年には石尾根からアツモリソウはおそらくすべて無くなったのではないかと思われます。
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ブナ坂の南斜面に咲いていたアツモリソウ
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2009年8月、今から8年前の七ッ石山の山頂付近のマルバダケブキの花です。
下草も生えないし、マルバダケブキしかありません。七ッ石山から雲取山までそんな感じでした。

当ブログに訪問していただきましてありがとうございます。
奥多摩 御岳山~日の出山 【H29/12月】
寒さが一段と厳しくなってきました。そうなると気にかかるのが氷の花です。今年も御岳山に行ってきました。御岳ビジターセンターのHPによれば今年は11月下旬から氷の花が咲いたそうです。
雨が少なかったせいなのか、昨年に比べるとやや小ぶりの氷の花が目立ちました。また縦に長く伸びているのが多く、横に広がるのは少ない感じでした。氷の花は色々な形があり毎年見に来ても飽きません。
高尾山のシモバシラの氷の花に比べれば御岳山のカメバヒキオコシの氷の花のほうが大きいかなと思います。(高尾ビジターセンターHPに掲載の写真を見ての感想ですが。)
氷の花の観察をしてから日の出山に向かい、つるつる温泉で一風呂浴びてから帰りました。御岳山では12月に入ってから綾広の滝付近に熊が出没したそうです。最近の熊さんは冬眠をしないのか各地で出没していますね。
氷の花


バナナのような形に見えます。


この氷の花は70センチほどの高さ(長さ)がありました。




この氷の花のように横に伸びるのは少なかったです。

腕振り体操をしているような形に見えます。



薔薇?の花のような形に見えます。

縦に、横に、あるいは薄い羽のようにと、複雑な形をしています。



ツルリンドウの実

コウヤボウキの冠毛

オケラ ? の花殻

御岳山の雪 9日に降った雪が日蔭には残っていました。

御岳山からの東京スカイツリー(135mmのレンズで撮影)

日の出山から丹沢の大山

日の出山から筑波山

当ブログに訪問していただきましてありがとうございます。
雨が少なかったせいなのか、昨年に比べるとやや小ぶりの氷の花が目立ちました。また縦に長く伸びているのが多く、横に広がるのは少ない感じでした。氷の花は色々な形があり毎年見に来ても飽きません。
高尾山のシモバシラの氷の花に比べれば御岳山のカメバヒキオコシの氷の花のほうが大きいかなと思います。(高尾ビジターセンターHPに掲載の写真を見ての感想ですが。)
氷の花の観察をしてから日の出山に向かい、つるつる温泉で一風呂浴びてから帰りました。御岳山では12月に入ってから綾広の滝付近に熊が出没したそうです。最近の熊さんは冬眠をしないのか各地で出没していますね。
氷の花


バナナのような形に見えます。


この氷の花は70センチほどの高さ(長さ)がありました。




この氷の花のように横に伸びるのは少なかったです。

腕振り体操をしているような形に見えます。



薔薇?の花のような形に見えます。

縦に、横に、あるいは薄い羽のようにと、複雑な形をしています。



ツルリンドウの実

コウヤボウキの冠毛

オケラ ? の花殻

御岳山の雪 9日に降った雪が日蔭には残っていました。

御岳山からの東京スカイツリー(135mmのレンズで撮影)

日の出山から丹沢の大山

日の出山から筑波山

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奥多摩 赤ぼっこ~要害山 【H29/12月】
第2土曜日は奥多摩の清掃ボランティアの山行日でした。今回は青梅駅から歩ける赤ぼっこから要害山をゴミ拾いをしながら歩きました。
赤ぼっこの山頂は風もなく、凄く展望のよいところでした。人気のある山のようで登山者が次から次へと来ていました。登山者が多い山でしたがゴミは少なく、今までで参加した清掃登山で一番ゴミの少ない綺麗な山でした。
市街地に近い山ですが、熊やイノシシ出没の注意書きが貼られていました。花はカンアオイだけでしたが、実はジャノヒゲ、ミヤマシキミ、フユイチゴなどを愛でることができました。
下山後は青梅駅近くの居酒屋で忘年会が開催され、今年、個人で行った山の話や花の話題などで大変と盛り上がりました。北海道の夕張岳を登った方からユウバリリンドウの花の写真を見せていただきましたら、すごい綺麗な色の花でした。いつか行って見てみたいなと思いました……。まだまだ見たい花がいっぱいあるので、いつの日になるのか……。
ジャノヒゲの実 光るようなブルーの色、お気に入りの一つです。

フユイチゴの実

ヤブコウジの実

ミヤマシキミの実

ビナンカズラ(サネカズラ)の実

赤くなった葉

羽がついた種子

カンアオイ

赤ぼっこの山頂

山頂からの展望 御岳山と奥ノ院(三角形の山)

山頂からの展望

多摩川にかかる橋 この橋を渡り登山口の天祖神社に向かいます。天祖神社の階段は長いのできつかったです。

赤ぼっちに向かう登山道脇のススキ

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赤ぼっこの山頂は風もなく、凄く展望のよいところでした。人気のある山のようで登山者が次から次へと来ていました。登山者が多い山でしたがゴミは少なく、今までで参加した清掃登山で一番ゴミの少ない綺麗な山でした。
市街地に近い山ですが、熊やイノシシ出没の注意書きが貼られていました。花はカンアオイだけでしたが、実はジャノヒゲ、ミヤマシキミ、フユイチゴなどを愛でることができました。
下山後は青梅駅近くの居酒屋で忘年会が開催され、今年、個人で行った山の話や花の話題などで大変と盛り上がりました。北海道の夕張岳を登った方からユウバリリンドウの花の写真を見せていただきましたら、すごい綺麗な色の花でした。いつか行って見てみたいなと思いました……。まだまだ見たい花がいっぱいあるので、いつの日になるのか……。
ジャノヒゲの実 光るようなブルーの色、お気に入りの一つです。

フユイチゴの実

ヤブコウジの実

ミヤマシキミの実

ビナンカズラ(サネカズラ)の実

赤くなった葉

羽がついた種子

カンアオイ

赤ぼっこの山頂

山頂からの展望 御岳山と奥ノ院(三角形の山)

山頂からの展望

多摩川にかかる橋 この橋を渡り登山口の天祖神社に向かいます。天祖神社の階段は長いのできつかったです。

赤ぼっちに向かう登山道脇のススキ

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東京近郊の里山 【H29/12月】
早いものでもう12月になってしまいました。また里山歩きとなりました。里山でラン科の植物を探している花友さんから情報がきました。クロヤツシロラン、コクラン、ムヨウラン、ツチアケビを見つけたと、また、別の里山ではクロムヨウラン、クロヤツシロランを見つけたとのことでした。
そんな情報をいただくと自生地を見てみたくなります。花友さんに案内していただき里山を歩きました。今回の場所は案内していただかないと分からないようなところでした。一つ目の里山は道が複雑に入り組んでいて同じような風景で迷ってしまうようなところでした。二つ目の里山は坂道の住宅街を抜けて畑の横の農道を通り、人も通らないような細い道を行き木の覆いしげった薄暗い斜面でした。こんな自生場所をよく見つけたなと感心しましたし、もうアッパレいうしかないです。
里山の麓の陽当たりのよいところにはスミレが咲いていました。今回は三脚も持って行かなかったので薄暗い自生地で撮った写真はみなボケボケでしたので写真掲載は少なくなりました。
コクランの葉

ツチアケビの実

クロヤツシロランの実

タチツボスミレ

コスミレかな? 葉の裏はうすい紫色を帯びていました。

リュウノギク

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そんな情報をいただくと自生地を見てみたくなります。花友さんに案内していただき里山を歩きました。今回の場所は案内していただかないと分からないようなところでした。一つ目の里山は道が複雑に入り組んでいて同じような風景で迷ってしまうようなところでした。二つ目の里山は坂道の住宅街を抜けて畑の横の農道を通り、人も通らないような細い道を行き木の覆いしげった薄暗い斜面でした。こんな自生場所をよく見つけたなと感心しましたし、もうアッパレいうしかないです。
里山の麓の陽当たりのよいところにはスミレが咲いていました。今回は三脚も持って行かなかったので薄暗い自生地で撮った写真はみなボケボケでしたので写真掲載は少なくなりました。
コクランの葉

ツチアケビの実

クロヤツシロランの実

タチツボスミレ

コスミレかな? 葉の裏はうすい紫色を帯びていました。

リュウノギク

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