梅雨の晴間ツチアケビの花とご対面 【2019/6月】
火曜日の夕方に花友さんからメールが届き、ツチアケビの花が咲いているとの情報でした。その場所は過去に何回か訪れていたところで昨年はツチアケビが出ていませんでした。そこに今年はツチアケビが出て花を咲かせているということでした。
天気の良いのは水曜日まで木曜日からは当面雨模様の天気予報でしたので、もう行くしかないと2日続けての花めぐりとなりました。自生地に着くと、ご婦人の方が三脚を立てて写真を撮っていました。ザックからカメラを取り出していたら、どうぞと撮影場所を空けてくださいました。最近はご婦人の方が三脚、一眼で本格的に撮っている方が多くなりました。
久々に活きのよいツチアケビの花を愛でることができました。ツチアケビは葉を持たないので養分のすべてを共生菌に依存している腐生ランですが、腐生ランの中では花が綺麗だと思います。十分に花を愛でてから、以前ツチアケビが出ていた方面に向かいました。
その途中でカメラや三脚を持った方があちらこちらに見えました。その方たちが去ってから行ってみるとツチアケビが咲いていました。この近辺は随分前から何回も来ていましたが、あちらにもこちらにもツチアケビがあるとは知りませんでした。特にこちらの方は大きい株でした。3か所でツチアケビを愛でることができましたので、以前ツチアケビが出た方には行かずに切り上げて、梅雨の晴間の青空を見上げながら帰りました。
ツチアケビ
和名「土通草」は果実がアケビに似ていることから付いたそうです。「日本のラン ハンドブック」(文一総合出版)では「土通草」と表示していますが、ネットで見ると多くは「土木通」と表示しています。どちらも「つちあけび」と読むようです。
【参考】 ツチアケビの実
キバナノショウキラン
当ブログに訪問していただきましてありがとうございました。
天気の良いのは水曜日まで木曜日からは当面雨模様の天気予報でしたので、もう行くしかないと2日続けての花めぐりとなりました。自生地に着くと、ご婦人の方が三脚を立てて写真を撮っていました。ザックからカメラを取り出していたら、どうぞと撮影場所を空けてくださいました。最近はご婦人の方が三脚、一眼で本格的に撮っている方が多くなりました。
久々に活きのよいツチアケビの花を愛でることができました。ツチアケビは葉を持たないので養分のすべてを共生菌に依存している腐生ランですが、腐生ランの中では花が綺麗だと思います。十分に花を愛でてから、以前ツチアケビが出ていた方面に向かいました。
その途中でカメラや三脚を持った方があちらこちらに見えました。その方たちが去ってから行ってみるとツチアケビが咲いていました。この近辺は随分前から何回も来ていましたが、あちらにもこちらにもツチアケビがあるとは知りませんでした。特にこちらの方は大きい株でした。3か所でツチアケビを愛でることができましたので、以前ツチアケビが出た方には行かずに切り上げて、梅雨の晴間の青空を見上げながら帰りました。
ツチアケビ
和名「土通草」は果実がアケビに似ていることから付いたそうです。「日本のラン ハンドブック」(文一総合出版)では「土通草」と表示していますが、ネットで見ると多くは「土木通」と表示しています。どちらも「つちあけび」と読むようです。
【参考】 ツチアケビの実
キバナノショウキラン
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高尾でランめぐり 【2019/6月】
昨年は高尾に咲くランはほぼ愛でていますが、今年は見逃したランが幾つもありました。そろそろツチアケビやキバナノショウキランが見頃かなと思い、高尾に精通している花友さんに照会して、情報を頂いておりましたので天気も回復した火曜日に出かけてきました。
昨年は21日に高尾に行ったらツチアケビは終盤でしたが何とか花を見ることができました。今年は昨年より4日も遅く行ったのに、なんと花をつけていませんでした。まだ蕾でした。今年は開花時期を予想するのが難しいです。しかし、ツチアケビが咲いていなかったので昨年だったら咲き終わっているムヨウランがまだ咲いているのではないかと期待を持ちました。
自生地に行くと予想通りムヨウランの咲き残りがありました。こうなると更に欲が出てヒトツボクロも咲き残りがあるかもと自生地に行きましたが残念ながらありませんでした。それでもクモキリソウとキバナノショウキランとは会うことができました。キバナノショウキランは出没鬼神でどこに出るか分からないランです。
今回も山の中で旧知の方とお会いしました。昨年の11月にもばったりお会いしている方で、しばらく花談義をしました。そして新しい情報もいただきました。花めぐりには情報はかかせないので凄く助かります。
キバナノショウキラン まだ一輪しか咲いていませんでした。
花をアップで見ました。
クモキリソウ かつては沢山咲いていましたが、今は大幅に減っています。一昨年と昨年咲いていたところに行きましたが両方とも見つかりませんでした。
ムヨウラン まだ咲いていてくれました。
ツチアケビ まだ咲いていませんでした。
ミヤマウズラ 順調に育っていました。
ラン科以外の植物
イチヤクソウ
オニシバリの実 やがて実をつけたまま葉を落とします。そうなると別名「ナツボウズ」というのがよく分かります。
アカショウマ
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昨年は21日に高尾に行ったらツチアケビは終盤でしたが何とか花を見ることができました。今年は昨年より4日も遅く行ったのに、なんと花をつけていませんでした。まだ蕾でした。今年は開花時期を予想するのが難しいです。しかし、ツチアケビが咲いていなかったので昨年だったら咲き終わっているムヨウランがまだ咲いているのではないかと期待を持ちました。
自生地に行くと予想通りムヨウランの咲き残りがありました。こうなると更に欲が出てヒトツボクロも咲き残りがあるかもと自生地に行きましたが残念ながらありませんでした。それでもクモキリソウとキバナノショウキランとは会うことができました。キバナノショウキランは出没鬼神でどこに出るか分からないランです。
今回も山の中で旧知の方とお会いしました。昨年の11月にもばったりお会いしている方で、しばらく花談義をしました。そして新しい情報もいただきました。花めぐりには情報はかかせないので凄く助かります。
キバナノショウキラン まだ一輪しか咲いていませんでした。
花をアップで見ました。
クモキリソウ かつては沢山咲いていましたが、今は大幅に減っています。一昨年と昨年咲いていたところに行きましたが両方とも見つかりませんでした。
ムヨウラン まだ咲いていてくれました。
ツチアケビ まだ咲いていませんでした。
ミヤマウズラ 順調に育っていました。
ラン科以外の植物
イチヤクソウ
オニシバリの実 やがて実をつけたまま葉を落とします。そうなると別名「ナツボウズ」というのがよく分かります。
アカショウマ
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湿原に咲くランの花 【2019/6月】
現在、デジタルカメラで撮った花の写真の中からラン科の花を取り出して属別にファイルを作成しています。その中でツレサギソウ属の花を見ると、愛でていたと思っていたヤマサギソウが入っていませんでした。たしかフィルムカメラの時代に愛でたような気がしました。
それならデジカメで撮りたいと思いヤマサギソウの情報を集めました。南関東の湿原に自生していることが分かりました。さっそく梅雨の中休みの火曜日に出かけてきました。この湿原を訪れるのは3回目です。過去の2回もラン科の花を愛でに行っています。1回目はピンク色の花、2回目は純白の花で目立つランの花でしたが、今回のヤマサギソウは緑色で周りの草と同じ色なので目立たない花です。
目立たない花なので探すのが大変かと思っていましたが、湿原の中の道のすぐ横にヤマサギソウと書かれた札が立っていましたので分かりました。写真を撮ってから進むとオオバノトンボソウと書かれた札もありました。こちらは道から少し離れていましたので望遠レンズに換えて撮りましたが、札にはヤマサギソウとの違いが書かれていましたが、ちょっと見ではどこが違うのか分かりませんでした。
この湿原のオオバノトンボソウは先日里山で見た蕾のオオバノトンボソウに比べ草丈が全然小さいと思いました。自生地によって随分と違うなと感じました。そしてこの湿原にはミズチドリも咲いていました。札の立っていないランがヤマサギソウなのかオオバノトンボソウか分からなかったので、湿原の保護とガイドをしている方のところに聞きに行ったら、竹竿を持って自生場所まで来てくれて、竹竿で根元付近の草をよけてから、「これはヤマサギソウ」と教えていただきました。
この方としばらくお話をしました。ミズチドリも減っている、オオミズトンボは出なくなって何年もたつ、白い花を咲かせるランは一昨年は3輪、昨年は2輪しか咲かなかったので今後が心配だと言っていました。環境の変化が影響しているようです。この湿原にはいくつかの大学が環境などの調査をしているそうです。この日は日本大学が水質の調査をしていました。いつまでも自然豊かな湿原でいてほしいと思いました。
ヤマサギソウ 湿原の道の脇に咲いていました。盛りは過ぎた感じの花でした。
道から離れたところにありました。ガイドの方がヤマサギソウと教えてくれた花です。
オオバノトンボソウ
ミズチドリ かなり離れたところに咲いていました。
ネジバナ この花もラン科です。ネジバナには右巻きと左巻きがあるそうです。
ノハナショウブ
タカトウダイ
イシモチソウ 食虫植物です。花は午前中に咲き、午後はしぼむそうですが、13時過ぎでも咲いていました。
ミズチドリとノハナショウブ
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それならデジカメで撮りたいと思いヤマサギソウの情報を集めました。南関東の湿原に自生していることが分かりました。さっそく梅雨の中休みの火曜日に出かけてきました。この湿原を訪れるのは3回目です。過去の2回もラン科の花を愛でに行っています。1回目はピンク色の花、2回目は純白の花で目立つランの花でしたが、今回のヤマサギソウは緑色で周りの草と同じ色なので目立たない花です。
目立たない花なので探すのが大変かと思っていましたが、湿原の中の道のすぐ横にヤマサギソウと書かれた札が立っていましたので分かりました。写真を撮ってから進むとオオバノトンボソウと書かれた札もありました。こちらは道から少し離れていましたので望遠レンズに換えて撮りましたが、札にはヤマサギソウとの違いが書かれていましたが、ちょっと見ではどこが違うのか分かりませんでした。
この湿原のオオバノトンボソウは先日里山で見た蕾のオオバノトンボソウに比べ草丈が全然小さいと思いました。自生地によって随分と違うなと感じました。そしてこの湿原にはミズチドリも咲いていました。札の立っていないランがヤマサギソウなのかオオバノトンボソウか分からなかったので、湿原の保護とガイドをしている方のところに聞きに行ったら、竹竿を持って自生場所まで来てくれて、竹竿で根元付近の草をよけてから、「これはヤマサギソウ」と教えていただきました。
この方としばらくお話をしました。ミズチドリも減っている、オオミズトンボは出なくなって何年もたつ、白い花を咲かせるランは一昨年は3輪、昨年は2輪しか咲かなかったので今後が心配だと言っていました。環境の変化が影響しているようです。この湿原にはいくつかの大学が環境などの調査をしているそうです。この日は日本大学が水質の調査をしていました。いつまでも自然豊かな湿原でいてほしいと思いました。
ヤマサギソウ 湿原の道の脇に咲いていました。盛りは過ぎた感じの花でした。
道から離れたところにありました。ガイドの方がヤマサギソウと教えてくれた花です。
オオバノトンボソウ
ミズチドリ かなり離れたところに咲いていました。
ネジバナ この花もラン科です。ネジバナには右巻きと左巻きがあるそうです。
ノハナショウブ
タカトウダイ
イシモチソウ 食虫植物です。花は午前中に咲き、午後はしぼむそうですが、13時過ぎでも咲いていました。
ミズチドリとノハナショウブ
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里山に咲くカキラン 【2019/6月】
土曜日の雨降りから一転して晴れとなった日曜日。こんな天気の良い日は野山に出かけたくなりました。高尾山のムヨウランはもう遅いかな?、里山のカキランは見頃かな?と、どちらに行くか迷いましたが、花の美しさを比較するとカキランに軍配が上がりました。
ザックには長靴とカメラを入れて里山に向かいました。カキランの自生地に近づいたところで長靴に履き替えてカキランのところへ。あれ花がない・・・。もう咲き終わったのか・・・。一瞬ガッカリしましたが、よく見ると遅咲きの株が幾つかありました。そして花も付けていました。地味なムヨウランに比べるとやはりカキランは綺麗な花です。
日曜日なので、この自生地には何人かの方が訪れていましたが、山靴で来ていましたので畦道はぐちゃぐちゃの泥濘なのでカキランの近くに寄れずにいました。やはりここは長靴が一番です。
カキランを愛でてから尾根を歩きオオバノトンボソウの自生地に向かいました。カキランが咲き終わるような時期になっていたのでオオバノトンボソウはちょうど見頃かなと期待していましたが、残念ながらまだ蕾でした。この自生地に5年連続で訪れていますが花の咲いたオオバノトンボソウにはまだ会えていません。
カキラン 咲き残ってくれたカキランの花。
オオバノトンボソウ まだ蕾でした。個体数は昨年より多くありました。
ネジバナ ネジバナもラン科の花です。
オカトラノオ 例年は一面の群生地ですが今年は咲き終わり僅かに咲き残りがありました。
ホタルブクロ
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日曜日なので、この自生地には何人かの方が訪れていましたが、山靴で来ていましたので畦道はぐちゃぐちゃの泥濘なのでカキランの近くに寄れずにいました。やはりここは長靴が一番です。
カキランを愛でてから尾根を歩きオオバノトンボソウの自生地に向かいました。カキランが咲き終わるような時期になっていたのでオオバノトンボソウはちょうど見頃かなと期待していましたが、残念ながらまだ蕾でした。この自生地に5年連続で訪れていますが花の咲いたオオバノトンボソウにはまだ会えていません。
カキラン 咲き残ってくれたカキランの花。
オオバノトンボソウ まだ蕾でした。個体数は昨年より多くありました。
ネジバナ ネジバナもラン科の花です。
オカトラノオ 例年は一面の群生地ですが今年は咲き終わり僅かに咲き残りがありました。
ホタルブクロ
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湖畔を彩るクリンソウ 【2019/6月】
梅雨の晴れ間となった13日に奥日光の中禅寺湖千手ヶ浜に咲くクリンソウを愛でに行ってきました。前日のNHKニュースで千手ヶ浜のクリンソウが見頃になったと報じましたので、湯元行きの路線バスも、赤沼から千手ヶ浜行きの低公害バスも超満員、千手ヶ浜も人・人・人・・・人だらけ。NHKニュースの影響力は凄いなと思いました。自分自身もニュースを見ていく気になったのですが。
東武線の春日部駅の売店で、缶ビールに缶チューハイ、乾きもののつまみを買い、特急列車に乗り換えて観光気分で東武日光駅へ。改札を出て戦場ヶ原フリーパスを購入してから急いでJR日光駅前のバス停へ。既に15人くらいの列ができていました。あっという間に列は長くなり後ろのほうに並んだ人は座れませんでした。東武日光駅からはバスに乗り切れずに残される人もいました。バスは超満員。
クリンソウは入笠山、大菩薩、昨年では戸隠でと各地で何回も見ていますが、いずれも赤系色の花でした。ところが千手ヶ浜のクリンソウは白、ピンク、紫、赤など色が多彩でした。そして群生しているところが、今までに愛でたクリンソウの自生地とは違うところでした。千手ヶ浜は湖畔のため風が意外とあり花が揺れるくらいでした。
人が多くバスの出発時間より早めバス停にいかないとバスに乗れなくなるので、ゆっくりとクリンソウの花を愛でる時間がありませんでした。とりあえず写真を撮ってきたという感じでした。赤沼にもどって日光駅へのバスの時間まで一時間ほど戦場ヶ原を散策しました。ズミの花はピークは過ぎていました。ワタスゲもちらほらとしかありませんでした。花もまだ少なく端境期という感じでした。赤沼のバス停は前から三人目でしたので座れて東武日光駅へ。慌ただしいクリンソウの愛で歩きの一日でした。
クリンソウ
サクラソウ科の仲間ては一番の大型です。名前の由来は、花は花茎を中心円状につき、それが数段に重なる姿が寺院の塔の上につく九輪に似ていることからついたそうです。
水面にうつるクリンソウ
千手ヶ浜からの男体山
サクラソウ
ヒメカラマツ 初見の花でした。ネットで千手ヶ浜付近の花を検索したらヒメカラマツとして幾つかありましたのでヒメカラマツとしました。
ズミと奥日光の山
ズミ
ニョイスミレ
ワタスゲ
ツマトリソウ
マイヅルソウ
ミヤマウグイスカグラ ウグイスカグラと違うのは花や葉に毛があります。
《参考 ウグイスカグラ》 毛がありません。
ウマノアシガタ
戦場ヶ原から奥日光の山々
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東武線の春日部駅の売店で、缶ビールに缶チューハイ、乾きもののつまみを買い、特急列車に乗り換えて観光気分で東武日光駅へ。改札を出て戦場ヶ原フリーパスを購入してから急いでJR日光駅前のバス停へ。既に15人くらいの列ができていました。あっという間に列は長くなり後ろのほうに並んだ人は座れませんでした。東武日光駅からはバスに乗り切れずに残される人もいました。バスは超満員。
クリンソウは入笠山、大菩薩、昨年では戸隠でと各地で何回も見ていますが、いずれも赤系色の花でした。ところが千手ヶ浜のクリンソウは白、ピンク、紫、赤など色が多彩でした。そして群生しているところが、今までに愛でたクリンソウの自生地とは違うところでした。千手ヶ浜は湖畔のため風が意外とあり花が揺れるくらいでした。
人が多くバスの出発時間より早めバス停にいかないとバスに乗れなくなるので、ゆっくりとクリンソウの花を愛でる時間がありませんでした。とりあえず写真を撮ってきたという感じでした。赤沼にもどって日光駅へのバスの時間まで一時間ほど戦場ヶ原を散策しました。ズミの花はピークは過ぎていました。ワタスゲもちらほらとしかありませんでした。花もまだ少なく端境期という感じでした。赤沼のバス停は前から三人目でしたので座れて東武日光駅へ。慌ただしいクリンソウの愛で歩きの一日でした。
クリンソウ
サクラソウ科の仲間ては一番の大型です。名前の由来は、花は花茎を中心円状につき、それが数段に重なる姿が寺院の塔の上につく九輪に似ていることからついたそうです。
水面にうつるクリンソウ
千手ヶ浜からの男体山
サクラソウ
ヒメカラマツ 初見の花でした。ネットで千手ヶ浜付近の花を検索したらヒメカラマツとして幾つかありましたのでヒメカラマツとしました。
ズミと奥日光の山
ズミ
ニョイスミレ
ワタスゲ
ツマトリソウ
マイヅルソウ
ミヤマウグイスカグラ ウグイスカグラと違うのは花や葉に毛があります。
《参考 ウグイスカグラ》 毛がありません。
ウマノアシガタ
戦場ヶ原から奥日光の山々
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南東北の福島にトケンランの花が咲く 【2019/6月】
6日は晴れの天気です。この先は当分曇りか雨で梅雨に入るのではとの天気予報。TVで朝ドラ、あさイチを見てましたが、こんな良い天気だし高尾山にでも行こうかなと思ったときに、前日調べたトケンランのことを思いだしましたのでトケンランを愛でに行こうと急いでカメラをザックに入れて東北新幹線で福島に向かいました。福島駅から12時30分のバスに乗り水林自然林に行きました。
前日トケンランを調べたのは、先日、花仲間との花談義でコケイランを何か所かで見ているが、その中に唇弁が真っ白のものがあったと話したら、唇弁が真っ白のランにはトケンランがあるのでトケンランか確認したほうがよいと言われました。そこでネットでトケンランを調べました。結果はコケイランでした。
ネットで調べたときに福島県の地元紙の福島民報の記事がありました。「トケンランが開花 荒井の水林自然林 6月上旬まで見頃」との見出しでトケンランの写真も付いていました。このことが頭に残っていたのてした。
水林自然林に着いて管理事務所に行き、トケンランの自生場所をお聞きしました。パンフレットの案内図に場所を書き込んでくれました。もし分からなかったら、パンフレットに出ている電話番号に電話をかけてくれれば、すぐに行ってご案内しますと誠に親切な対応でした。
案内図を見ながら自生場所に着くと、ご婦人がいて、ここに咲いていますと教えてくれました。地元の方で何日か前に新聞に掲載されていたのを見て来たと言っていました。思っていた以上に小さな花でした。やぶ蚊の猛攻に耐えながら、やや盛りを少し過ぎた感じでしたがトケンランの花を十分に愛でてから帰りました。
トケンラン
和名は「杜鵑蘭」で花弁や萼片につく紫色の斑点を鳥のホトトギス(杜鵑)の胸から腹にある斑紋にたとえたものとのことです。
唇弁は白く、左右に大きく広げているのが側萼片、上部に三本立っている左右が側花弁、真ん中が背萼片だそうです。
サイハイラン 多く見られましたが終わりに近づいていました。
マルバダケブキ もう咲いていました。管理事務所で聞いたら5月から咲きもうすぐ咲き終わりになるそうです。
当ブログに訪問していただきましてありがとうございました。
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ネットで調べたときに福島県の地元紙の福島民報の記事がありました。「トケンランが開花 荒井の水林自然林 6月上旬まで見頃」との見出しでトケンランの写真も付いていました。このことが頭に残っていたのてした。
水林自然林に着いて管理事務所に行き、トケンランの自生場所をお聞きしました。パンフレットの案内図に場所を書き込んでくれました。もし分からなかったら、パンフレットに出ている電話番号に電話をかけてくれれば、すぐに行ってご案内しますと誠に親切な対応でした。
案内図を見ながら自生場所に着くと、ご婦人がいて、ここに咲いていますと教えてくれました。地元の方で何日か前に新聞に掲載されていたのを見て来たと言っていました。思っていた以上に小さな花でした。やぶ蚊の猛攻に耐えながら、やや盛りを少し過ぎた感じでしたがトケンランの花を十分に愛でてから帰りました。
トケンラン
和名は「杜鵑蘭」で花弁や萼片につく紫色の斑点を鳥のホトトギス(杜鵑)の胸から腹にある斑紋にたとえたものとのことです。
唇弁は白く、左右に大きく広げているのが側萼片、上部に三本立っている左右が側花弁、真ん中が背萼片だそうです。
サイハイラン 多く見られましたが終わりに近づいていました。
マルバダケブキ もう咲いていました。管理事務所で聞いたら5月から咲きもうすぐ咲き終わりになるそうです。
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信州の高原でスミレの愛で歩き 【2019/6月】
観察会の大先輩にご案内していただき信州の著名な二つの高原でのスミレの愛で歩きは、残雪の北アルプスや八ヶ岳を眺めながらの散策でした。
今回のスミレの愛で歩きでの一番のお目当てのスミレはタデスミレでした。自生地は信州の限定された地域のみに生育している特異なスミレだそうです。葉がスミレらしくないので、花がない時期に探しだすのが難しいとされる希少なスミレと言われているようです。とても自分だけでは見ることのできないスミレに案内していただいた大先輩に感謝です。
高原ではサクラスミレも見頃でした。花が大きく美しいスミレの女王と言われるそうですが、一歩歩けばそこに咲いているという感じで愛でることができました。そして葉脈に赤い斑の入ったチシオスミレも愛でることができました。
また高原の初夏を彩るシロスミレもたくさん咲いていました。そのほかミヤマスミレ、ニョイスミレ、スミレ(マンジュリカ)などを愛でることができました。高原のスミレ三昧を楽しんだ一日でした。
タデスミレ
草丈は高く優に40センチ以上ありました。
葉は披針形でタデの葉に似ているそうです。
花弁は細く先が尖っています。
唇弁には細い紫条があります。
上弁は立ち上がって反っています。
距は太く短いです。
北アルプス槍ヶ岳・穂高岳
北アルプス乗鞍岳
サクラスミレ 花は大きいです。
チシオスミレ サクラスミレの葉脈に赤い斑が入ったスミレ。
シロスミレ 葉がまっすぐに立ちます。
側弁に毛があり上弁は反り返ります。
ニョイスミレ 唇弁の紫条が凄く濃かったです。
エゾノタチツボスミレ 側弁に毛があります。
アカネスミレかな?
ミヤマスミレ これまでに愛でたミヤマスミレで一番可愛らしく思いました。一瞬ヒナスミレかと思いました。
ズミ
チゴユリ
当ブログに訪問していただきましてありがとうございました。
今回のスミレの愛で歩きでの一番のお目当てのスミレはタデスミレでした。自生地は信州の限定された地域のみに生育している特異なスミレだそうです。葉がスミレらしくないので、花がない時期に探しだすのが難しいとされる希少なスミレと言われているようです。とても自分だけでは見ることのできないスミレに案内していただいた大先輩に感謝です。
高原ではサクラスミレも見頃でした。花が大きく美しいスミレの女王と言われるそうですが、一歩歩けばそこに咲いているという感じで愛でることができました。そして葉脈に赤い斑の入ったチシオスミレも愛でることができました。
また高原の初夏を彩るシロスミレもたくさん咲いていました。そのほかミヤマスミレ、ニョイスミレ、スミレ(マンジュリカ)などを愛でることができました。高原のスミレ三昧を楽しんだ一日でした。
タデスミレ
草丈は高く優に40センチ以上ありました。
葉は披針形でタデの葉に似ているそうです。
花弁は細く先が尖っています。
唇弁には細い紫条があります。
上弁は立ち上がって反っています。
距は太く短いです。
北アルプス槍ヶ岳・穂高岳
北アルプス乗鞍岳
サクラスミレ 花は大きいです。
チシオスミレ サクラスミレの葉脈に赤い斑が入ったスミレ。
シロスミレ 葉がまっすぐに立ちます。
側弁に毛があり上弁は反り返ります。
ニョイスミレ 唇弁の紫条が凄く濃かったです。
エゾノタチツボスミレ 側弁に毛があります。
アカネスミレかな?
ミヤマスミレ これまでに愛でたミヤマスミレで一番可愛らしく思いました。一瞬ヒナスミレかと思いました。
ズミ
チゴユリ
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高尾で花めぐり 【2019/5月】
高尾で昨年は5/22にベニバナヤマシャクヤクを、5/29にムヨウラン、ヒトツボクロ、イナモリソウを愛でていましたので、それらの花が気になりだしました。とりあえずベニバナヤマシャクヤクのことを高尾に精通している花友さんにメールで照会したところ、第3地点のベニバナヤマシャクヤクはすでに開花しており30日では落花していると思われるが微妙とのこと。そして第1地点と第2地点のは情報がないとの返信がありました。
今回は咲いている花を愛でればいいとの思いで高尾に行きました。今回もケーブルで上がってしまいました。昨年愛でた花のところに行きました。クモキリソウは盗掘に遭わずありましたが花芽があるかは分かりませんでした。ヒトツボクロは個体数が減っていましたので盗掘に遭っているのか?残った株には花茎も出てませんでした。
毎年咲く大きな株のムヨウランは二週間前に確認していたのですが今回は見当たりませんでした。盗掘されたのでしょうか。ラン科の多くは共生菌により生育しているので盗掘して持ち帰っても枯らすだけです。ムヨウランは名前のとおり葉がありません。光合成しない菌従属栄養植物です。ベニタケ属やチチタケ属に寄生していますので盗掘しても枯らすだけです。
イナモリソウは咲いていました。ツレサギソウは咲いていましたが衰退期でした。ここで会った方から第1地点のベニバナヤマシャクヤクの咲いた花を見てきたとお聞きしました。さらに別場所で会った方から第1地点のベニバナヤマシャクヤクの写真を見せていただきました。今日が3日目なので明日には花も落ちますよと言われる。第3地点のは昨日落花したと、第2地点は蕾でこれからだとの情報を頂きました。
第1地点のベニバナヤマシャクヤクの自生地に向かいました。花を見て戻ってくる方から写真を見せてもらいました。スマホなので画面が大きいので花がよく見えました。花弁の間がかなり空き気味なので終わりに近い感じでした。ここでも、この花は今日までですよと言われる。そして自生地に着くと何とまだお日様も出ているのに花は閉じていました。先ほどの方が戻ってくる時間とこちらが行く時間と合わせてもたった30分くらいで閉じるとは・・・。これまでに何回も見ているので、今年は残念でしたと言い聞かせて、第2地点の蕾を見てから高尾山へと戻りました。
ベニバナヤマシャクヤク 残念ながら花は閉じていました。昨年はここに2株ありましたが1株しかありませんでした。盗掘?
セッコク
サイハイラン
オカタツナミソウでよいのかな。菱山氏の本を見ると高尾には5種類のタツナミソウがあるようです。
イナモリソウ
フイリイナモリソウ
ツレサギソウ 花も終盤でした。
ムヨウランの蕾 咲くにはもう少しかかりそうです。
ミヤマウズラの葉 (6/7修正 当初クモキリソウの葉としていましたが誤りでした。)
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毎年咲く大きな株のムヨウランは二週間前に確認していたのですが今回は見当たりませんでした。盗掘されたのでしょうか。ラン科の多くは共生菌により生育しているので盗掘して持ち帰っても枯らすだけです。ムヨウランは名前のとおり葉がありません。光合成しない菌従属栄養植物です。ベニタケ属やチチタケ属に寄生していますので盗掘しても枯らすだけです。
イナモリソウは咲いていました。ツレサギソウは咲いていましたが衰退期でした。ここで会った方から第1地点のベニバナヤマシャクヤクの咲いた花を見てきたとお聞きしました。さらに別場所で会った方から第1地点のベニバナヤマシャクヤクの写真を見せていただきました。今日が3日目なので明日には花も落ちますよと言われる。第3地点のは昨日落花したと、第2地点は蕾でこれからだとの情報を頂きました。
第1地点のベニバナヤマシャクヤクの自生地に向かいました。花を見て戻ってくる方から写真を見せてもらいました。スマホなので画面が大きいので花がよく見えました。花弁の間がかなり空き気味なので終わりに近い感じでした。ここでも、この花は今日までですよと言われる。そして自生地に着くと何とまだお日様も出ているのに花は閉じていました。先ほどの方が戻ってくる時間とこちらが行く時間と合わせてもたった30分くらいで閉じるとは・・・。これまでに何回も見ているので、今年は残念でしたと言い聞かせて、第2地点の蕾を見てから高尾山へと戻りました。
ベニバナヤマシャクヤク 残念ながら花は閉じていました。昨年はここに2株ありましたが1株しかありませんでした。盗掘?
セッコク
サイハイラン
オカタツナミソウでよいのかな。菱山氏の本を見ると高尾には5種類のタツナミソウがあるようです。
イナモリソウ
フイリイナモリソウ
ツレサギソウ 花も終盤でした。
ムヨウランの蕾 咲くにはもう少しかかりそうです。
ミヤマウズラの葉 (6/7修正 当初クモキリソウの葉としていましたが誤りでした。)
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鎌倉の古木に着生するムギラン 【2019/5月】
ランに関しては山でも里でも平地でも見られるものは見ることにしています。ムギランをネットで検索していたら鎌倉のお寺の境内の古木に着生していることを知りました。
28日に鎌倉を訪れました。JRの北鎌倉駅で下車したら小雨が降っていました。天気予報では夕方から降るはずでしたが早々と降り出しました。まず、円覚寺に行きセッコクを見ようとしたのですが、すでに咲き終わっていました。やはり下界では咲くのが早いようです。
そして本命のムギランに会いに建長寺に行きました。拝観料500円を払い境内へ。境内には白槙(ビャクシン)の巨木がありました。推定の樹齢は750年だそうです。雨も大粒になるなかビャクシンを見上げムギランの葉がかたまっているところを見つけ、双眼鏡で確認しました。白いものが見えたので三脚にカメラをセットしてズームにして花か確認しました。
一眼の望遠では届かないと思い、今回は倍率の高いコンデジを持ってきましたが、一眼に比べ画素数も小さく、さらに天気も悪いので、まともな写真は撮れませんでした。白く見えた蕾や花は少なく、これから咲くのか、もう終わりなのか分かりませんでした。雨のため1か所だけの撮影で止めて鎌倉駅から江ノ電に乗り腰越の魚料理屋に直行。食って飲んで、ほろ酔い気分で帰りました。
古木に着生するムギラン
ムギランの葉
ムギランの蕾と花 左側に蕾が2つ、真ん中に葉に半分隠れているのが花のようです。
円覚寺のケイワタバコ これから咲き始めのようです。
円覚寺の八重のドクダミ
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28日に鎌倉を訪れました。JRの北鎌倉駅で下車したら小雨が降っていました。天気予報では夕方から降るはずでしたが早々と降り出しました。まず、円覚寺に行きセッコクを見ようとしたのですが、すでに咲き終わっていました。やはり下界では咲くのが早いようです。
そして本命のムギランに会いに建長寺に行きました。拝観料500円を払い境内へ。境内には白槙(ビャクシン)の巨木がありました。推定の樹齢は750年だそうです。雨も大粒になるなかビャクシンを見上げムギランの葉がかたまっているところを見つけ、双眼鏡で確認しました。白いものが見えたので三脚にカメラをセットしてズームにして花か確認しました。
一眼の望遠では届かないと思い、今回は倍率の高いコンデジを持ってきましたが、一眼に比べ画素数も小さく、さらに天気も悪いので、まともな写真は撮れませんでした。白く見えた蕾や花は少なく、これから咲くのか、もう終わりなのか分かりませんでした。雨のため1か所だけの撮影で止めて鎌倉駅から江ノ電に乗り腰越の魚料理屋に直行。食って飲んで、ほろ酔い気分で帰りました。
古木に着生するムギラン
ムギランの葉
ムギランの蕾と花 左側に蕾が2つ、真ん中に葉に半分隠れているのが花のようです。
円覚寺のケイワタバコ これから咲き始めのようです。
円覚寺の八重のドクダミ
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