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山に咲く花を愛でるために山歩きをし、その花の写真を撮っています。

高尾山でエイザンスミレを愛でる 【2024/3月】

朝食を摂りながらテレビのニュースを見ていました。天気予報で金曜日の晴れの後はしばらく雨や曇りが続くとのこと。これでは野山の花観察も行けなくなると思い、遅くの出発になりましたが高尾山に向かいました。

今シーズン高尾山や麓で愛でたスミレはアオイスミレ、ヒナスミレ、タチツボスミレだけでした。やはりエイザンスミレに会わないと何か物足りないとの感じでしたので、エイザンスミレが多く自生するコースを歩いてきました。

そのコースに向かう途中で前方を歩いている方は植物を探している様子。なんとなく高尾の花友さんらしいと感じました。追いついて声をかけると、やはり高尾の花友さんでした。ヒトリシズカを探していたとか。しばらく立ち話をしたら、これから行くところのエイザンスミレは咲いているらしいと、更にはタカオスミレは麓のある場所で咲いているとの情報まで頂きました。

お目当てのエイザンスミレはあちらこちらに咲いていました。しかし一昔前に比べるとずいぶんと少なくなっていました。このコースには高尾では余りお目にかかれないスミレもありましたが、盗掘されたのか自然消滅したのか分かりませんが、探してもありませんでした。コスミレも比較的多く咲いていました。

お目当てのエイザンスミレと会えて満足して下山しました。次の高尾山行きではタカオスミレを愛でに行こうかな・・・。


エイザンスミレ
以前はピンク系の花が多くありましたが、今回はほとんどが白系の花でした。
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エイザンスミレの特徴は葉にあります。通常は3全裂しています。
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コスミレ
コスミレの個体数は増えている感じでした。
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ナガバノスミレサイシン
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ヒナスミレ
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同定できないスミレでした。
葉が巻いているのでアケボノミレかナガバノスミレサイシンか? でも花の形や色を見ると違うのか?
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ニリンソウ
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オニシバリ(別名ナツボウズ)
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ハナネコノメ
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ヤマルリソウ
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2024-03-23 : 高尾山・高尾山系・奥相模 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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北風ビュービュー寒くてヒロハノアマナ開花遅れ 【2024/3月】

5年続けて清瀬市の中里緑地にヒロハノアマナを観察に訪れています。今年は北風がビュービューと吹き寒さも冬なみでしたが、晴れていたのでヒロハノアマナも咲いているかと期待して出かけましたが・・・開花は僅かでした。

A地区では開花したヒロハノアマナは見当たらず、半開きが少しと蕾のものがほとんどでした。B地区では幾つか咲いたのがありました。C地区は陽当たりが一番よいのかヒロハノアマナもカタクリも咲いているのが3か所の中で一番多くありました。それでも5年間では一番開花が少なかったです。

この北風ビュービューの寒い中でも地元の保護団体の方が3か所にそれぞれ二人づつ監視と説明のためにいました。このようなボランティアの方々にヒロハノアマナもカタクリも守られていることに感謝いたします。B地区のボランティアの方から説明を受けましたが、ヒロハノアマナは桜の開花とほぼ一致するそうです。来年からは桜が咲いたら訪れることにします。


ヒロハノアマナ
ヒロハノアマナの特徴の一つが葉の中央に白線があります。アマナより葉が幅広なのでヒロハノアマナと名がついたそうです。
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カタクリ
カタクリも開花したものは少なく、これからです。暖かくなっても曇りや雨の日は開花しませんので晴れの日がお薦めです。
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2024-03-22 : 東京の里山 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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高尾山花日和 【2024/3月】

家を出る時は、北風がビュービューと吹き冬へと逆戻りと思ったのですが、高尾山には風が来ませんでした。麓では無風状態、高尾山の上ではそよ風程度でした。風を感じたのはヒメニラが咲くところで爪楊枝のように細いヒメニラが揺れて写真を撮るのには苦労しました。

まずは数年前まで定点観察していたハナネコノメの自生地へ。人が大勢来るようになったのか、踏み込まないでの注意の看板が立っていました。この斜面の下にはかつてピンクやミドリのハナネコノメが出現したことがありました。無残にも斜面への道になっていてハナネコノメはありませんでした。それでも別場所で薄い緑色のハナネコノメを見つけました。

高尾山の富士道ではヒナスミレやタチツボスミレが咲いていました。ヒナスミレは美しいスミレの一つだと思います。これから色々なスミレが咲いてきます。楽しみが益々増えていきます。

今回、イワボタンを探しました。かつて二か所で観察したことがありましたが、盗掘でなくなってしまいました。最近ネットにイワボタンが出ていましたので、かつての自生地付近を探しました。偶然がいくつか重なりイワボタンに巡り会いました。

風もなく穏やかな春の日にキクザキイチゲ、アズマイチゲ、シュンラン、キバナノアマナなどを観察し、高尾の春の花を満喫した一日でした。


ヒナスミレ
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薄いピンクの色が綺麗です。
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ハナネコノメ
花粉が出てきています。萼片は真っ白です。
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こちらのハナネコノメの萼片は薄っすらとした緑色です。
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コチャルメルソウ
随所で花盛りでした。
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アズマイチゲ
花はキクザキイチゲに似ていますが葉を見れば区別がつきます。
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キクザキイチゲ
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ニリンソウ
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シュンラン
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キバナノアマナ
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ダンコウバイ
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ヒメニラ
写真の中央の白っぽいのが花です。柵から離れていたので望遠で撮っています。
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ヨゴレネコノメソウ
葯は暗紅紫色です。
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イワボタン
葯は黄色です。
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2024-03-19 : 高尾山・高尾山系・奥相模 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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三度(みたび)ハナネコノメに会いに 【2024/3月】

前回ピンクのハナネコノメの観察に行きましたが蕾でした。あれから9日もたちましたので、もう咲いているのではと期待をして花友さんたちと出かけました。ピンクのハナネコノメ自生地は知る人ぞ知る場所で、着いたら既に先客がいました。先客の観察が終るのを待ってから自生地に近づきました。

何と3人の先客の一人は、以前一緒に歩いたことのある顔見知り方でした。先週も会っており高尾方面に行くたびにお会いしています。ピンクのハナネコノメは咲いていましたが、蕾のときのほうがピンク色が濃いように思えました。咲いたときは萼片の上部が薄いピンク色でした。

我々が観察しているときに、ピンクのハナネコノメをお目当ての方々が、次々に訪れてきました。その中に3年前にトサノクロムヨウランを見に行ったときにお会いした方がいました。この方からラン科の情報もいただいたこともありました。今回は前回観察したツルネコノメソウの場所とは違う自生地を案内していただきました。

オレンジ色の葯のハナネコノメも花盛りでした。ササバエンゴサク、ニリンソウ、アズマイチゲなどの花々も観察できまして花友さんたちと楽しい1日を過ごしました。


ピンクハナネコノメ(通称名です)
萼片がうっすらしたピンク色です。下の蕾のほうが色が濃いようです。
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こちらは、まだ開ききっていませんが萼片はピンク色です。
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萼片の中側は白色です。
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《参考》過去に観察したピンク色のハナネコノメです。葯は落ちていますが、これこそピンクのハナネコノメと言えそうです。
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参考終わりです。

ハナネコノメ
高尾山や周辺のハナネコノメ自生地では終わりに近づいたところもあるようですが、この場所はまだまだ見られます。
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オレンジ色の葯のハナネコノメ
花盛りでした。
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ツルネコノメソウ
案内していただいた自生地は大群生地でした。
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ササバエンゴサク
ヤマエンゴサクの変異の多い葉のうちの一つで葉が細く線形楕円形ものをいうようです。専門的にはヤマエンゴサクの別名とされているとか。
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ハシリドコロ
花の中が黄色で綺麗です。上を向いて咲いていたので中がよく見えました。
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アズマイチゲ
日陰になっていましたので、閉じるところでした。
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2024-03-17 : 高尾山・高尾山系・奥相模 : コメント : 1 : トラックバック : 0
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ボランティア仲間とザゼンソウ観察へ 【2024/3月】

先週の土曜日の清掃登山ボランティア活動のときに山梨県の玉宮のザゼンソウを見に行こうとの話が出て、7人でザゼンソウの観察に行ってきました。

前日、東京では雨でしたが、山梨は雪が降ったようで車窓から見える山々は白かったです。玉宮のザゼンソウ自生地の木道も雪が少し残っていましたので歩くのには滑らないように気をつけながら歩きました。

滑らないように足もとばかり見ていたのでザゼンソウもよく見ずに時々立ち止まった際に見渡して見える範囲でのザゼンソウ観察となりました。このザゼンソウ自生地には何回か訪れていましたが、個体数は増えているように思いました。自生地は電気柵で囲まれていて鹿からの食害を防いでいました。

ザゼンソウの観察の後は小倉山に登りました。稜線に出るまでは北面を登るので雪道を歩きました。稜線には雪はなく山頂に着きました。南アルプス全山が見えるはずでしたが、アルプスの稜線は雲がかかり何とか北岳だけは見えました。


ザゼンソウ
ザゼンソウはサトイモ科の多年草です。この玉宮のザゼンソウは日本の南限と言われています。多くは茶系色の苞(ほう)ですが、白系色の苞もありました。仏炎苞とも呼ばれています。
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花の向きが木道のほうに向いていないのが多く、観察するにも写真を撮るにも苦労します。
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黄色く見えるのが肉穂花序です。花序には両性花の小花が100個くらいついています。
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ここからは白系色の仏炎苞です。
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この株はかなり白色です。
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苞の上部に茶系色が入っています。
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南アルプス北岳
小倉山山頂展望台から 写真の右上に見える山が北岳
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富士山
上条峠付近から
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2024-03-14 : 山梨の山(南ア、八ケ岳、富士周辺を除く) : コメント : 0 : トラックバック : 0
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